中経出版<br> 日本人はなぜ貧乏になったか?

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中経出版
日本人はなぜ貧乏になったか?

  • 著者名:村上尚己
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  • KADOKAWA(2013/05発売)
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  • ISBN:9784806146315

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内容説明

「平均年収300万円台」の時代がすぐそこまで来ている!
元ゴールドマン・サックス証券のエコノミストである村上尚己氏が、日本経済の問題を「日本人の給料減少」「日本経済が貧乏になった」という切り口で見ていくビジネス経済書。2000年までは世界第3位だった日本人の収入(=日本の一人あたりGDP)は、最低のときには世界19位にまで転落した。日本人の平均給与の推移を見ても、ピーク時(1998年)467万円から2011年には409万円にまで減少している。

目次

1 賃金低下、バブル崩壊、バーナンキ、金融引き締め、日本銀行…日本人はなぜ貧乏になったのか?(通説「景気の良し悪しと個人の給料は、別次元の話」・真相 否。日本人の給料は、日本の景気と一緒に下がっている。 通説「かつての『がんばり』を忘れたから、日本人は没落した」・真相 否。「努力神話」を捨てなければ、景気は回復しない。 ほか)
2 人口減少、フィリップスカーブ、価格破壊戦略、満たされた日本人…日本人を貧乏にした「デフレ」の正体(通説「モノが安くなるのだから、デフレは庶民の味方」・真相 否。モノよりも給料が安くなり、貧困を深刻にしている。 通説「デフレといっても、年率1%未満の物価下落なら大丈夫」・真相 否。失業者や自殺者の増加こそがこのデフレの正体。 ほか)
3 金融緩和、ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標…「アベノミクス」が貧乏な日本人を救う!(通説「日銀の金融政策では、物価を動かすことなどできない」・真相 否。過去の金融緩和では日銀がいつもブレーキを踏んできた。 通説「日本はすでにゼロ金利。もう日銀に打つ手はない」・真相 否。アメリカもゼロ金利。さらなる緩和のため、「別の方法」がある。 ほか)
4 インメド政策、ハイパーインフレ、マッカラムルール、財政赤字、構造改革…日本人を貧乏にした「ウソ」にダマされるな!(通説「日本はインフレ目標政策をすでに導入している」・真相 否。現状の制度は似非インフレ目標。十分機能していない。 通説「大規模な金融緩和をすると、お金が紙くずになり大混乱する」・真相 否。大規模な金融緩和でハイパーインフレになったことはない。 ほか)
5 成熟経済、脱成長、円高、日銀理論、日銀法改正…日本経済「これでいい」なんて思ってはいけない!(通説「『右肩上がりの日本』は幻想。低成長の成熟社会を目指せ」・真相 否。「脱成長」の先に待っているのは、残酷な世界。 通説「中国や韓国に負け続ける日本に未来はない」・真相 否。日本もアジアももっと豊かになれる。将来は明るい。 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

32
アベノミクスが貧乏な日本人を救う(7頁)。それは違うんじゃないか。益々ビンボーになるよ。非正規は歓迎のようだし。東大をお出になっているから、成長神話から離れられないとも言える。この著者はラトゥーシュをお読みになって批判なさればいいと思う。私はラトゥーシュをいいと思っているので。ゴシ太本でそこだけでもわかる構成。そこはさすが東大出か。雇用不安の高まりが経済停滞、生き辛さをもたらしている(71頁)。もっといえば、正規が非正規に、非正規が失業者に転落するリスク社会。2016/01/15

メタボン

10
☆☆☆ 徹底した日銀批判。つい最近も日銀は量的金融緩和の終了をほのめかし、円安株価上昇に水を差した。日銀による逆噴射だけは避けてもらいたい。話は変わるが、いち庶民的には100円ショップはありがたい。本当に何でも100円で揃うようになった。2014/04/16

Row_the_Punks

3
今まで読んだリフレ系の本で一番わかりやすい書き方をされていると思う。 あとがきにを読んで思ったが、リフレ系論者の方が、世の中の不幸を憂いていて、反対派には、そんな意識が感じられない。2013/08/21

k_jizo

3
★よくあるアベノミクス礼賛本。日銀、民主の失策。デフレの正体批判。命題 否定のパターンはわかりやすい2013/05/22

Curus Persia

3
本書は、通説をひとつづつ否定する型で、日本銀行が日本人を貧乏にしてきたこと説明している 素人の私にも納得できる。ただ日本銀行が金利の上げ下げではなく、お札の量を調節することで景気が良くなる理由が分からなかった2013/03/29

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