内容説明
イタリアのコモ湖畔の屋敷に秘書として雇われたキャロラインは、その雇主の老人から、息子を連れてきてほしいと懇願された。息子ジャンカルロは成功した実業家だが、長いこと音信不通だという。病人のたっての願いとあって、彼女はミラノへ足を運んだ。ジャンカルロと対面して、キャロラインはその魅力に圧倒された。古典的な顔にたくましい体、セクシーで柔らかな声音。こんなにすてきな人が、恩知らずの気難し屋のはずがないわ!ところが彼は事情を聞くなり表情を一変させ、冷酷に突き放した。「父は君のような若い女をめとり、老後の介護をさせているのか」ひどい言い草にかっとなったキャロラインは、その場を飛び出し……。■やがて態度を翻して帰ることを承諾したジャンカルロですが、その胸中にはキャロラインが想像すらしなかった、ある計画が隠されていました。風光明媚なイタリア北部の描写が美しい、実力派キャシー・ウィリアムズのドラマティックなロマンスです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
3
母親から繰り返し吹き込まれた「離婚した父親」の話を子供が信じ込むのは仕方がないことだと思う。問題は大人になってから本当のことを知ったとき、どう対処するか?相当のショックを受けながらも父親との信頼関係を結ぼうとするヒーロー。ただ、そういう環境で育った彼が人間関係に対して醒めた感覚を持ってしまったのも仕方がないのかな。美人でなく、スタイルがいいわけでもない(どっちかといえばふくよか?)、服装のセンスもないというヒロインと出会い反発しあい惹かれあうお話。なすすべもなく恋に落ちたヒーローがけっこう可愛く思えて〇。2014/02/28
MOMO
0
好い人ぶったカマトト女がぁ!てぇのがキャロラインちゃんの最初の印象。で、ずーっと悪いまんま。平気で嘘をつくくせに、ほんとの事しかいわないと言い切るあたりもウザイし。おまけに見栄っ張りのくせに自分に自信の無いもんだから、それを相手の信用の無さに勝手にすり替え、可愛そうな被害者面して逃げ出すんだもの。同情なんてマジで無理よ…そして、ハーレクイン社さん、裏のあらすじ、おかしいよぉ!ちゃんと読んだの?? 2013/05/15
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