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内容説明
外国資本による日本の森林買収が増え、多くの自治体が「狙いは水資源ではないか」と警戒を強めている。日本の法律では、いったん土地を買われたら、地下水使用を制限できない。現在、淡水は世界レベルで不足し、外国資本による地下水独占が住民の生活を脅かすケースが各地で多発。同じ事態が日本で起こらない保証はまったくない。さらには、ペットボトル水需要の急増、森林・水田の荒廃など、国内事情も深刻化しており、このままでは日本の地下水が枯渇する!
危機的現状と自治体の必死の防衛策を緊急レポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
10
地下水に関する法制度、国内自治体の具体的な取り組みの紹介等地下水概論のような内容の本。地下水の現状、課題がよくわかる。2020/05/05
Humbaba
5
日本人は互いに相手のことを考えて行動することを前提としている。確かにそれが成立していれば煩わしいルールがないという大きなメリットがある。ただし、それは互いが互いのことを考慮するという大前提が成り立っている場合にしか上手く回らない。時代が変わればそれに合わせてルールも変更する必要がある。2017/02/16
Yuji Hamano
4
日本は土地と水を私有化できる世界的にも珍しい国ということを初めてしった、そしてそれが故に個人、企業(外国資本ふくむ)が買い占め地下水を枯渇するような汲みかたをしても規制する術がないという状態にあることも。 地下水は地下を流れる川というのも本書に登場する絵でイメージをつかむ事が出来た2015/12/21
Naomi
0
いろいろな視点でものごとをみる訓練をしていきたいと思いました。2016/02/21
jack
0
TPPを論ずる前に、林業がどうなったか?今一度考える必要がある。☆4.22014/01/30