角川文庫<br> 露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

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角川文庫
露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

  • 著者名:椙本孝思
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041006603

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内容説明

「この地で面白いものを発見した。黒彦君と一緒にすぐ来なさい」――犬神果菜のもとに、兄・清秀から謎の一文が添えられた年賀状が届いた。“高校生探偵”白鷹黒彦は、果菜を連れ、文面に書かれていた奇妙な名前の村に向かうことに。露壜村。現世から隔絶された山村で、ふたりが最初に目にしたのは、異常に長い不気味な葬列と、まとわりつくような老婆の視線。それは、怨念に満ちた惨劇の幕開けだった!? シリーズ最大の事件簿!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

57
シリーズ3作目。途中で真相はこれではないか? と気づかされたが、作者はおそらくそれも承知で、驚くほど詳細な設定を用意していた。とはいえ、そこまでは読者には推理できない。「挑戦状」は読者にではなく、岡山県の山奥の村という、横溝作品の世界に向けられている。この着想がすばらしい。生き神様にさせられてしまった果菜がどうなるのか、帰ることができるのかと、最後までハラハラさせられっ放しだった。これがあるから、長い物語を一気に読めたのだと気づく。今回は時間をかけてじっくり読んでみたが、それでも1日で読み終わった。2020/08/24

hnzwd

50
シリーズ第三作。安定感すら感じていたのに例外&新キャラかー。中村青司の館とどうしても比べてしまう本シリーズ。本家がその路線に行ったのはもう少し経ってからだったような…。とはいえ、根っこが完全に違うので、これはこれで。次は、、神楽が再登場かな。2013/02/14

ありす

41
館、学園と来て、今回は村ミステリ。犬神博士に呼ばれて黒彦と果菜が向かった先は岡山の山奥・露壜村(ロビンソン)。週に2便しかバスが無い村に辿り着くが当の博士は訪れていないよう。博士はどこに行ったのか?そして黒彦と果菜が巻き込まれた綾樫家内の殺人事件の真相は?濃霧の中で起こるような事件、霧が晴れて現れた真相は夢が覚めたような現実。色々推理はしたもののこれは予想外。なかなか登場しない博士にもヤキモキ。果菜ってこんなに人間ぽかったっけ?【探偵黒彦シリーズ3作目】2020/06/03

りょうこ

38
また新たななぞの人物登場です!このシリーズ面白いなぁ。早く続き出ないかな。今回も黒彦君の迷推理が読めて楽しかった。ハテナも可愛いし..(≧▽≦)次はどのミステリーに挑戦かな?楽しみにしながら次巻を待ちます。2013/02/08

あっちゃん

25
今回の設定は横溝正史的!僻地の閉鎖的な村で、支配的な一族の屋敷で次々と…で、ラストは相変わらず(笑)それにしても、このシリーズ、関係者が増えていくなぁ!そのうち身内だけでミステリが出来るんじゃない?(  ̄▽ ̄)2017/12/08

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