集英社新書<br> ギュンター・グラス 「渦中」の文学者

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集英社新書
ギュンター・グラス 「渦中」の文学者

  • 著者名:依岡隆児【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 集英社(2015/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087206760

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内容説明

小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、80歳を超えてなお世界を「翻弄」し続けている。常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気概のグラス研究者が明らかにする。【目次】まえがき/第一章 ふるさとを離れることはない<一九二七年から五○年>/第二章 灰色を愛す<一九五○年代>/第三章 コラボレートする<一九六○年代、七○年代>/第四章 真実はそのつど、語り直される<一九八○年代>/第五章 喪失は文学の前提である<一九九○年代>/第六章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある<二一世紀>/あとがき 渦中にあるということ/ギュンター・グラス略年賦/邦訳作品リスト

目次

まえがき
第一章 ふるさとを離れることはない<一九二七年から五〇年>
第二章 灰色を愛す<一九五〇年代>
第三章 コラボレートする<一九六〇年代、七〇年代>
第四章 真実はそのつど、語り直される<一九八〇年代>
第五章 喪失は文学の前提である<一九九〇年代>
第六章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある<二一世紀>
あとがき 渦中にあるということ
ギュンター・グラス略年賦
邦訳作品リスト