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内容説明
野村克也のID野球を、「感情を排した機械的な野球」と捉える人もいるようだ。
しかしそれは全くの誤解である。
ID野球の前提になるもの、それは勝利への執着心である。
妥協なき勝利の追求が、データ重視や、個人本位のプレーを控えてチームのために尽くす姿勢を生み、弱者が強者を破る活路を開くのである。
そんな「真のプロらしさ」を論じ続ける、サンケイスポーツの試合評論を書籍化。
2012年の巨人のセ・リーグ優勝と日本一の過程、さらに「江夏の21球」、1976年阪急対巨人、85年阪神対西武など過去の日本シリーズの評論も収録。
目次
第1章 2012年レギュラーシーズン公式戦(積極性のはき違え 澤村への信頼と言葉が足りなかった巨人ベンチ ほか)
第2章 2012年クライマックスシリーズ(「森福の9球」を許した西武の拙攻 武田と今宮の若さが出た ほか)
第3章 2012年日本シリーズ(巨人が最後に見せた隙 栗山監督に備えと覚悟が見えない ほか)
第4章 「江夏の21球」―日本シリーズ評論選集(1976年 1979年 ほか)