内容説明
弟のスティーヴンが100万ユーロを横領して姿を消した?グレイシーには信じられない話だった。“今すぐ逃げなければならない”というスティーヴンの電話に、グレイシーは急いで弟の会社に駆けつけ、事情をきこうとした。だが彼女を迎えたのは社長のロッコ・デ・マルコ。ロッコは険しい表情で彼女の弟が会社の公金を盗んで失踪したと告げる。しかも、グレイシーも共犯ではないかと疑っているようだった。さらにロッコは彼女を会社の最上階にあるペントハウスに連れていき、スティーヴンが現れるまでの“担保”として部屋に閉じこめた!そのあいだ、家政婦として働くようにとさえ迫って――。■砂漠のシークの物語でおなじみのA・グリーン。彼女が、傲慢で、華麗なイタリア人富豪のロマンスを書きました。秘められた悲しい過去を持つ富豪の心が、純真なグレイシーによって少しずつ癒やされていく感動の物語を、どうぞお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kina
3
このシリーズ好き。ヒーローは最初からヒロインに惹かれまくり。運命の出会いでそれまでロックオンしていた金髪美女も霞んじゃう!正直コミック版の容姿だと「そこまでか~?」という気がしないでもなかったので小説では好きなタイプの美女を思い浮かべられて良かったな。タイのプールでの出来事も情熱的でとっても素敵。でも人質だったはずのヒロインなのにこんなに甘やかされて…。ハーレだな。2019/05/07
akiyuki_1717
1
ストーリーは良かったけど、突っ込みどころが満載で…シェフ並みの腕を持ちながら、ウェイトレスの職にしか付けないのが解せないし、ヒロインの弟ってことで罪を免除してもらったようだけど、本当にそれで弟が立ち直れるのかも疑問だ。ヒーローは初めからヒロインにメロメロなのは明白で、その部分だけで最後まで持った感じです。設定がもっとしっかりしてれば尚良かったな。2015/05/02
麻琴
1
ヒロイン弟の件はあれで許していいのって感じだったけど、ヒーローとヒロインの話はとても面白かった。何だかんだいってもヒーローがヒロインに心を許して彼女を求めてるのが明白で最後心がようやく通じあう場面とかほんと素敵だった。勿論ロマンス小説の中でなら。現実にあんなバカップルいたら困る(笑) ☆32015/02/17
MOMO
0
なんだかなーな話でしたわ。読み終わって、えー・・・あれで許していいのか?と思ったし。だって<脅されていた=被害者>の図式はなりたたんだろう?この場合。脅されはじめた時点でとんずらこくのならまだしも、実際に多額のお金を盗んで逃げてんだもん。なのにあれって・・・なんだかスッキリしないわ。あと、グレイシーがプロ級の料理の腕前を持ちながら、レストランのウエイトレスをしていたことも不思議でさ。ケータリング業者にでも勤めろ!もっとまともに稼げるぞ!2013/04/05
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