内容説明
ひとりは霊を見る男。名を沢木隼人、なんでも屋 『沢木道楽堂』 を営むダメ人間。もうひとりは霊に好かれる少女。名を矢都雪穂、明るさが取り柄のお節介な女子高生。ふたりの前には、今日も今日とて奇妙でおかしな出来事が……。 失踪した母。残された娘は闇を恐れていた母の運命を知る 「ほらこの夜、またあいつらが」。黒猫を預かった雪穂。想いはかつての愛猫、寅さんの元へ…… 「きみに照らされて」。13人が死に、ひとりが生き残った。生き残ったのは幼い少女、葉山有紗。だが彼女の周囲では次々と人が死んでいき…… 「最後の魔女」。以上三編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
コロナで閉じこもっているのだからもう少し優しい本を読めばいいのに、続きだし・・unlimitdで読ませて貰えるのだから・・と欲をかいたのが失敗。1巻から登場しているあの禍々しい黒い人影も生者が蒔いた怨念のようなもの。人のおぞましさと優しさ、どこで違ってくるのでしょう。生まれた時は皆一緒の清らかなもの。まさか魔女や悪魔で産まれてくるわけないものね。育った環境?戦後間もない生まれで、物もなく子供も多いなか愛情を示されることは無かったけれど親が一生懸命育ててくれている無言の愛は身に染みている。 2020/04/22
miroku
15
モルダー? 確かに、っぽい。というか、コンセプトはXファイルかトワイライトゾーン。2018/09/29
ソラ
15
なんていうか、後味悪いなー。良かったのは2本目の猫のはなし。あとのは救いがなさすぎるというか2013/01/19
空猫
14
沢木道楽堂の続編というか,1作目の最終話予定だったのが結局1巻分の長さだったということらしいです。大惨事のなかで生き残るのは奇跡の子か悪魔の子かという例のテーマです。2018/10/05
kumo
11
★★★☆☆2017/04/17