内容説明
気鋭の哲学者・適菜収による、一番分かりやすい「ニーチェ入門書」である。ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語にした「キリスト教は邪教です!」(講談社+α新書、20刷)の姉妹書となる。哲学や宗教についてまったく素養のない人でもすんなり読めて理解できる構成になっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
65
作者のニーチェ論が正しいと仮定。一部の高貴な人、優秀で高い徳を持つ人が善であり、彼等が治世者でピラミッドの頂点に君臨する社会が望ましい。これは差別ではない。正しい格差社会である。多くの人は愚か、持てる者を憎む。より貧しく持たない者がより良いとしたはキリスト教は、キリストの弟子たちが捏造した邪教。キリスト教が共産主義や反ユダヤ主義、下層民の支配形態である民主主義をうんだ。ルターはユダヤ人の絶滅主義を唱えた人。欲望を抑え込まず苦しみを罪の結果としない仏教は、恨みや妬みから発したキリスト教と違い、評価できる。2014/05/23
月讀命
61
・・・・・・・・・・民主主義、平等主義は正しくないのか・・・・・・・社会主義も・・・・・・・キリスト教は・・・・キリスト教の価値観?・・・・・・・洗脳されている、誰に・・・・・・・・ニーチェの思想が全て正しいとは言い切れないが、一般に常識と言われているものが・・・・・・・・全部、ご破産にして一から考えるべきである。・・・・・・・そう思う。そうすれば回答が出るかも・・・・・・・ちょっと前に流行った、運動会の徒競走で、ゴール直前で手をつないで終了するのは、おかしいと思う。・・・・・・・・・・・・2013/06/02
あちゃくん
41
ニーチェの夢想した楽しい世の中ってどんなんかなと想像しながら読み終えました。2022/03/21
シュラフ
25
哲学にはシロウトのわたしであるが、すんなりとこのニーチェ入門書にはいることができた。"すべてを疑ってかかること"が大切ということか。世界は認識する者の視点により成り立っており、認識の主体の数だけ無数の解釈があり、世界は無限に解釈可能である、とはなんとわれわれの胸の内にすとんと落ちてくるのだろうか。いま金科玉条ともいうべき民主主義について、われわれはなんの疑いも持たないのだが、キリスト教の運動の継承に異ならないのだという。欧米の介入によって混乱に陥ってしまった中東情勢を読み解くカギになるかもしれない。2016/01/24
珈琲は深煎りで
18
12月25日はキリストの誕生日っていうのは全くの嘘だった!というのをデカフォントで持ってくるあたりが面白い。哲学ってただ難しいだけで全然理解できなかったんだけど、キリスト教とかの宗教史および世界史の知識をつけていくと、どこかで急に理解できるポイントがくるみたい。そのうち、ニーチェ後期の作品でも読んでみますか。今ならきっと読める。2014/12/31
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