内容説明
慶應大学SFCのビッグママからのメッセージ。『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿さん推薦! (長谷部ゼミOB)長谷部ゼミのOBはハイレベルな民間企業や政府機関への高い就職率と、離職率ゼロの実績を誇る。その秘密は長谷部本人の壮絶な生い立ちと独自の教育プログラム、そしてユニークな教育論にある。手記を通じてありたい自分、目指す未来のために、いま本当に必要な学びとは何か? を若者世代に伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
28
人生はいつ終わりがくるかわからない自分の家族や友人が明日死ぬかもしれない。自分が明日死ぬかもしれない。後悔しないように「いつ終わりが来てもいい」という覚悟で「今」「ここ」を生きること。「幸せ」の基本は健康な営み、清潔、快適、仕事で利益を出し続けるには、後に続く人を育てる。家族を作る。 ボランティアは現地の人達に学ばさせて頂いていると謙虚に本気で「え〜こんなことしたくない」では、なくそれが現地の人の日常生活だから本気٩(🔥ロ🔥)و ̑̑ 2019/03/31
ぱんにゃー
15
真剣に若者と向き合ってくれる『ビックママ』素敵です。/「夢」は遠い未来に叶えるものではなく明日叶えるもの。遠い未来に叶えようとするものは「大志」。「夢」と「大志」を振り分けてくれるのが『経験』。解り易いお話、ありがとうございます。2013/12/12
Humbaba
14
社会貢献のために.そう考えて行動をする.それは,本当に社会のためになっているのか.本の少し協力したとしても,すぐに人が変わるような協力では教える手間の方が大きいかもしれない.それで良いことをしたという気持ちになっていては,非常に滑稽である.だからこそ,学ばせていただいている,という気持ちを持って取り組むことが必要になる.2013/02/26
コニコ@共楽
13
NHK の英語テキストにエッセイが載っていて面白かったので、長谷部葉子さんの本を手に取ってみた。現在、慶應SFCの先生をしておられる。本書から。“何かを言葉にするには、あなただけの視点をもって物事を理解することです。結局のところ、「体験を言葉にする」ことは、「自分の言葉」を形づくることなのです。” 他人の借りた言葉、使い古した言葉でなく、型にはめることなく、自分の視点をもって自分の言葉を創ることに努めていきたいと思う。因みに、『絶望の国の幸福な若者たち』の古市憲寿は、長谷部先生の教え子。2019/03/07
草食系
13
ストレートなタイトルにどきりとして手に取りました。忙しいとか疲れたとかで色々と後回しにしてる、自分の心に刺さりました。「迷いから抜け出す−生きる意味を考える前に、多くの人や問題にぶつかって下さい」。「いつでもやり直しができるのは詭弁−先送りした問題は、いつか大きな問題となってあなたの元へ返ってくる」が、強い言葉が必要な時もあるのか、特にぐさりときました。でも説教臭くなく、人を包み込む力強い本でした。2013/06/29