講談社ノベルス 少女残酷論 完全犯罪研究部

著者名：汀こるもの【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784061828537

内容説明

完全犯罪テクを磨く高校生たちが世間にはびこる悪を討つ！　それが醍葉学園“ゼロ年代探偵小説研究部”の裏活動。援交、イジメ、立てこもりと様々な事件の解決へまとまり見せる部員たちだったが、謎の女子の入部で分裂危機が！　つのる想いと少女の闇と偏る正義が非モテ系男子部員を行き過ぎた犯罪へ導いていく。元顧問・由利千早は事件阻止へ急ぐが、思わぬ災いが自分にも！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Bugsy Malone]

シリーズ3作目。新たなメンバー天使ちゃんを迎え、立て篭りを解決？したり、温泉合宿したり、百物語をしたり。いじめ少年を何とかした後からの東條軍曹の暴走には、恐ろしすぎてこのメンバーの誰一人として敵に回したくはないとつくづく思ったりもする。これでシリーズは終わりなのかなぁ。実は杉野二号ちゃん、好きなんだけどなぁ( ⸝⸝⸝•_•⸝⸝⸝ )♡︎♡︎

2021/02/23

[ダイ＠2019.11.2～一時休止]

完全犯罪研究部その３。新メンバー？が加わって相変わらず暴走していて面白かった。

2014/02/02

[ひめありす＠灯れ松明の火]

やってきました夏休み！！夏休みと言えば水着回、サーブスショット満載でただ漏れ中～♪お約束は怪談･恋バナ･殺人事件！！等とはならない完全犯罪研究部。だんだん悪戯じゃ済まされなくなってきてます。もはやメントスコーラどころの騒ぎじゃねえ。新たな新入部員も増えて天使ちゃんマジ天使。ここまで突き抜けちゃえば後は野とやれ山となれ、いいぞお前らもっとやれ～♪とかなりイケイケな気分になりつつ、しかし既に心境はゆりっぺ。でも、メタ発言の内容がほぼ理解できてしまう自分もまたアレだ。そして最後に。学生の本分は、勉強ですから！！

2013/01/20

[藤月はな（灯れ松明の火）]

最早、彼らは大人になってから高校時代を振り返ると「・・・う、うわー！」と羞恥で悶絶するしかない程の殺伐とした外道ぶりを貫いています。Ｏｈ・・・。仮想世界での美人局＆twitter炎上が怖い。そしてそんな彼らに義侠心で頼み込んできた小枝君も無知ゆえに同罪過ぎる。その正義は独善的っていうんだよ！そしてうっかり、天使ちゃんに惚れちゃった東條軍曹。匠同様、理系ではハイスペック男子が闇堕ちするとその所業に背筋が凍りますね・・・。火炎瓶とか混合物での塩素ガス発生、果ては武器の実験台としての兎の殺害とか怖すぎる（泣）

2014/04/28

[きゅーま]

完全犯罪研究部シリーズ3作目。偶然知り合った他校の空虚な少女天使ちゃんが加わったゼロ研。2年生女子の立てこもり事件を精神攻撃で解決し、合宿に行き、夜の学校で新聞部と百物語をし、小枝くんのいじめられているクラスメートを助けて欲しいという願いにゼロ研が総力戦を行い、天使ちゃんの過去の清算を請け負ったせいでギリギリセーフから完全アウトに…？内容盛り沢山、ネタ盛り沢山、ハチャメチャでやり過ぎ感満載の一冊となっておりました。小枝くんはこれを機にまともな大人を目指してくれれば…　こいつらの厨二の行き着く先が気になる。

2013/04/12