内容説明
十一屋に、見ず知らずの僧侶が瀕死の状態で駆け込んできた。蘭学者として、医学にも明るい宗介の手当ての甲斐あり、僧侶は順調に回復する。だが用心棒の小次郎は、僧侶がどうやら、宗介の昔馴染みであることを隠しているらしいことに感づく。同じころ、ある町人から、宗介の出生にまつわる恐るべき噂を耳にして――。人気シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さり
1
今回面白かった。小次郎の御役目と十一屋と、どうなるのか続きも楽しみ。2013/06/30
いえのぶ
0
大阪の質屋、十一屋は、公儀天文方御用を勤める。十一屋に刀傷の僧侶が担ぎ込まれる。十一屋五郎兵衛の一番弟子の橋本宗介の出自の謎に注目が集まる。 タイトルのウラヌスは天王星のこと。2013/06/19
こうやまゆたか
0
何者も自分の持つものでしか勝負はできないのだと、作品を通して明言されていた印象。頭脳、人脈、剣術、金、美貌、話術、気立てのよさなど、どれを択んだとしても(また選択の余地がなかったとしても)、どれを武器としたからまっとうだとかどれを切り札にしたから卑しいとか、そういうものであろうはずもない。うわー間先生かっこいいー、、しかしこんなにものを食べない築山桂さんの作品は初めてだったような。刺身みたいなタイトルなのに(ん?)2013/03/29
火烏
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やっと小次郎、結構活躍。宗さん、ちょっと可愛げが。冥王星が惑星落ちした今、天王星追跡ってなんだかいいなあ。それにしても小次さん、最後は帰るのかなあ、どっちかなあ。2012/12/07
司
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これで終わり?続きがでていないだけ?2021/06/25