小学館101新書<br> 現代中国「国盗り物語」 かくして「反日」は続く(小学館101新書)

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小学館101新書
現代中国「国盗り物語」 かくして「反日」は続く(小学館101新書)

  • 著者名:宮崎正弘【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2012/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251452

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内容説明

孫文から習近平まで紅い皇帝たちの権謀術数

中国共産党内で習金平が胡錦濤の後継者に決定した。ここに至るまで、共青派、上海派、太子党入り乱れての権力争いは熾烈を極め、盗聴、怪文書、メディアへのリーク、果ては殺人事件まで絡んだ。
薄熙来事件はその典型だった。妻はファンドマネージャーだった英国人を殺害させ、習近平打倒のクーデタまで図っていた薄熙来が海外に不正送金していた額は何と1000億円以上!息子の留学先のロンドン、ボストンには豪華マンションとスーパーカーを買い与えていた。ちなみに薄の月給は12万円あまりだった。こうした巨大スキャンダルが現在の中国にはゴロゴロある。
孫文から毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤そして習近平まで、「紅い皇帝」たちは日本人の想像をはるかに超えた権謀術数で政権を奪取し、維持して人民に君臨してきた。そして、習近平の新体制でも「反日」は続く。
中国分析の第一人者・宮崎正弘氏が豊富な情報と現地取材で、魑魅魍魎が跋扈する政権交代の内幕をつづる。

著者は年に何度も中国を訪れる。最もくま無く中国を見てきた日本人の一人である。そうした日本人は中国べったりになりがちだが、宮崎氏はあくまで日本人の立場から、中国の批判すべき点はきちんと批判してきた。表面的なきれい事の中国像ではないリアルな共産党政権の内幕が手に取るように理解出来ると思う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T坊主

2
1)氏は現場におもむいて取材する事も多く鋭い観察、分析力が魅力です。2)現在の中国も結局は歴代王朝と同じで、只共産主義と言う冠を被っているに過ぎない。悪逆非道な事を人よりも多くしないとトップにはなれない事。3)習近平は優柔不断な性格から、軍部の強硬派に引っ張られる形で反日を続ける。4)反日の背後には派閥争いがあり、大風呂敷的民族性が輪をかけて、引けに引けなくなる。又韓国と一緒で親日であると不利な状況になる。5)日本人もアメリカ人も中国を概念的に”近代国家”と勘違いしている為、すべての判断を間違う。2013/07/25

がんぞ

0
大衆民主主義に冒されてないだけに支那共産党のリーダーズは頭良いように思えるんだけれども「権力欲旺盛のバカばかり」というのが支那通の著者の見解である。「苦労してのしあがったものが下層を見下す」とか「軍隊経験無いものが自分の威信を示そうとして軍事的冒険に走る」というのもありがち。尖閣問題では完全に言いがかりだから妥協することはタメにならないと思える。あとチベット等の人権問題はハンパ無い。「反日」は自国の欠陥を覆い隠すためとしか思えないのだが。2013/03/03

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