草思社文庫<br> 文明崩壊 〈上巻〉 - 滅亡と存続の命運を分けるもの

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紙書籍版価格 ¥1,540
  • Kinoppy

草思社文庫
文明崩壊 〈上巻〉 - 滅亡と存続の命運を分けるもの

  • ISBN:9784794219398
  • NDC分類:209

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内容説明

中米のマヤ、北米のアナサジ、東ポリネシアのイースター島、グリーンランドのノルウェー人入植地、かつて隆盛を極めていた社会はなぜ崩壊し消滅してしまったのか。
数々の文明崩壊の実例を検証し、共通するパターンを導き出していく。
歴史上から消滅した社会が陥った恐るべき共通の崩壊要因とは?
人類の謎といわれた古代、中世社会が辿った滅亡への道を解明する。
ピュリッツァー賞受賞の著者による全米ベストセラー。

目次

プロローグ ふたつの農場の物語
第1部 現代のモンタナ(モンタナの大空の下)
第2部 過去の社会(イースターに黄昏が訪れるとき 最後に生き残った人々―ピトケアン島とヘンダーソン島 古の人々―アナサジ族とその隣人たち マヤの崩壊 ヴァイキングの序曲と遁走曲)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

52
世界史を動かした原動力は栽培化と家畜化だったと人類史の見方を塗り替えた「銃・病原菌・鉄」に続く本書でも、ダイアモンドは、縦横無尽に人類史を駆け巡る。先史時代を含む長い時間と五大陸をまたがる広い空間、考古学・生態学など多彩な分野を股にかけながら、この人の強みはすべてを究極的な一点に的を絞ることだ。今回の問題設定は、「滅亡した社会と存続した社会の究極の違いは何か」だ。上巻では、イースター島、アメリカ南西部先住民族(アナサジ)、マヤ文明、グリーンランドのヴァイキングといった滅亡した社会が分析される。その教訓か↓2016/09/15

James Hayashi

47
前作も凄かったが、今回ものめり込む様に読んだ。小さな物証から、今はなき亡んだ中世の文明を考察していく(もしくは既に明らかになっている事)様子が素晴らしい。さらに世界各地の文明を比較されているので、ロマンを感じるほどだ。イースター島、ニューメキシコの遺跡など環境との関わりが一因となっているが、グリーンランドのノルウェー人が絶滅したのにイヌイットは生き残っておりその考察が印象に残った。下巻へ。2019/11/27

ヨーイチ

46
ダイヤモンド先生の本は三冊目。NHKでも時折見かける。売れっ子なんだなぁ。でも知的好奇心を刺激してくれるし面白いのは事実。翻訳物はあまり読まないので欧米人の視点、常識が新鮮だったりする。題名の文明崩壊は「ヒトが定住して繁栄していたにも関わらず、その後暮らす人々が居なくなってしまった」状態を指す。歴史上で栄えた文明が衰退した原因を気候、社会、外敵、交易などの条件を比較して究明して行く。上巻では現代・米・モンタナ州、イースター島、アメリカ大陸のマヤ、アナサジ(これは初めて聞く名前) 続く2019/01/01

優希

46
考古学的アプローチから文明がどう滅亡し、存続したかという点を描いているのが興味深かったです。かつて隆盛を極めていた社会が何故滅びたのかを文明の崩壊と重ね合わせて検証しているので、歴史から消えていく運命に陥った要因を探ると意外にも滅びた文明と共通項が見えるのが面白いですね。古代の謎と中世が辿った運命は、結果として過去と同じことを繰り返していることの証拠でしょう。物語的に記述がなされているので非常に読みやすいです。古代文明と比較する割に、インカ文明が取り上げられてないのが気になるところでした。2014/05/12

zirou1984

43
ジャレド・ダイアモンドの本がこんなにも面白いのは、1万3千年をまたぐ豊富な事例を扱いながらもその問いはあくまでシンプルであり、それをわかりやすい地理的要因にきちんと落とし込んでいる所だと思う。そして人類という種は、自分たちが思っている以上に環境に左右される生き物であり、環境が再生不可能になった時そこにある文明も崩壊するのだ。上巻ではマヤ文明やイースター島、ヴァイキングといった喪われた社会を取り上げ、考古学的な分析をもってその崩壊への要因を探る内容はとにかく刺激的で興味深く、胸を高鳴らさせずにはいられない。2015/03/25

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