内容説明
テロリストは十数名。イスラム教徒のソマリア人だった。若い彼らは銃の乱射を楽しんだ後、殉教行動を唱えるリーダーの命令により買い物客を駆り集め、専任を超える人間を人質にとった。一方、レイは状況を観察した結果、人質にとられた人間が女性、子ども、老人などの弱者であることを見て取った。ボブ・リー・スワガーの息子であるレイは、スナイパーの血脈を受け継ぐ男として、目の前の事態に対処することを決意し、行動を開始する。海兵隊退役一等軍曹レイ・クルーズ。新しいヒーローの誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
58
本作もスワガー・サーガの1作であるが、ボブ・リー・スワガーは登場せず、ボブ・リーの血を引く元海兵隊員レイ・クルーズが主人公。テレビ局のニュース制作部に勤める娘のニッキも登場する。解説にもあったが映画『ダイ・ハード』を意識して、レイ・クルーズが活躍するスリル満点のアクションものに仕上がっている。読みやすく、息をもつかせない展開は迫力満点だ。しかしやはり私はレイ・クルーズが主人公のものよりボブ・リーが主人公のもののほうが好みだ。なんというか人物の厚みが違うのだ。 さて次は『第三の銃弾』を読むこととしよう。2023/12/01
み
25
レイさん、カッケー^ ^このままレイさんシリーズに向かわないんですよね。まだまだボブさん引退せず。で、長官にあんなヒトが就任…。2021/08/20
ドナルド@灯れ松明の火
19
やはりキーマンは海兵隊出身のレイ・クルーズだ。 結末はいやらしい米国の実態を皮肉っぽく描いていてこれもハンターらしいとも言える。 お勧め2019/11/04
サトシ@朝練ファイト
17
いつもの作品に比べるとスカスカな感じがする。次回作に期待したい。2013/01/07
羊山羊
16
ナメてたショッピングモールにレイ・クルーズが!テロリストのガンカメラを見抜き、ラヴェラというショッピングモールを知る女性を仲間につけ、レイはテロリストに逆襲をかける。ラヴェラにAK74の使い方を教えるシーンが、ハンターの筆致とぴったり重なって大好きでした。 2022/11/27