ハヤカワ文庫NV<br> 宙の地図 (下)

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ハヤカワ文庫NV
宙の地図 (下)

  • ISBN:9784150412722

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内容説明

大反響を巻き起こした『時の地図』の続篇驚愕と興奮の仕掛けに満ちた傑作。19世紀末、圧倒的な力を持つ異星人がロンドンを攻撃、支配下に置いた。苦しむ市民を救うため作家H・G・ウエルズが立ち上がる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もち

24
「きみを愛しつづけるこの真心を、きっときみはまた取り戻す」◆三つ脚の宇宙船が、ロンドンを蹂躙する。焼き払われる人、家、記憶。初めから仕込まれていた厄災。逃げ惑うウエルズ一行は、辛苦の果てに元凶と対峙し――。結末は、まだ見ぬ次元へと跳び急ぐ。■こんな話になるとは。破壊と愛に満ちた大冒険を終え、心から寂しい。文学史上最高と言い切りたい、最後の一文。そこに辿り着くまでの、鬼気迫る壮大さと美しさ。世界のこんな理なら、信じてみたい。SFだからこそ描ける感動があるのだ。途方もない空想で、変わらぬ想いを映すような。2019/05/10

ウララ

9
南極探検(それも地球空洞説を証明するための入口を探す旅!)から始まり、宇宙人と遭遇しこの前読んだばかりの『影が行く』ばりの抗争。そこから70年後のH・G・ウエルズが生きるロンドンに現れる『宇宙戦争』そっくりの火星人との戦争。前作『時の地図』の登場人物たちが次々と戦いに敗れ死んでいき、ついに全世界は「火星人」のものに…。この話をどう収拾させるか、はらはらしたが、力づくで何とか収まった。こういう荒唐無稽な話は大好きだ。2013/02/20

キョウラン

9
「ゴリアテ」読んだ時も感じたけどスタンダードなSFでいいね、素晴らしい。古びない、多分10年後に読んでも同じ興奮が味わえる傑作。映像化したら映えそうな描写が多く時々あるさし絵がまた絵本っぽくて良かった。2013/01/01

EnJoeToh

7
素晴らしいな。2013/11/18

すけきよ

7
前作に比べて、あまりにフィクションラインがおかしなことになりすぎて、おんなじ世界観? それともまたまやかし? もやもやと気になりながらも、それを無視する馬力で物語はどんどん推し進められていく。史実とのシャッフルやSF映画にオマージュを捧げたレイヤーも、グリフィンなんて乗組員が出て来たり、虚実というか虚虚実というか、メビウスの輪のように知覚がよじれ、自分が何を信じていいのか、真偽が見極められなくなる感覚があるんだよね。ネタ元を知ってるほど、酔いやすいかも。変な話というか、変な小説。2012/11/27

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