内容説明
「これから、どのように生きればいいのだろう?」「なにを人生のゴールとし、人生のピークをどこに持っていけばいいのだろう?」この本は、僕自身が抱いた疑問をみなさんと共有し、考えていただくための本です。40歳は人生の折り返し地点であり、あとは下り坂というイメージもありますが、それはどうにも淋しいことです。しかし「70歳こそピーク」だと考えを切り替えれば、40代から新しいスタートを切って、輝かしい70代へと疾走することも可能でしょう。本書では、そのために今できることについても、書いていこうと思います。人生が終わりを迎えるまで、自分らしく生き続けるヒントとなれば、とても嬉しく思います。その意味で本書は、今日をていねいに生きるための知恵であり、ていねいな終わり方の工夫でもあります。 By松浦弥太郎
目次
第1章 四〇歳は一年生。
第2章 マイストーリーは宝の山。
第3章 これからはいいものを少し。
第4章 待ち遠しい七〇歳。
第5章 「いただく」から「与える」に。
第6章 これから三〇年の歩み方。
終章 ていねいな終わり方。
おまけ。四〇歳のためのヒント集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
marco
36
松浦弥太郎さんには、人生を丁寧に生きている人という印象を持っているが、本書はその思いを強めるものとなった。40歳を過ぎ、どのように歳をとっていくか。自分にとってのこの大きなテーマに適切な指針を与えてくれる。人生に悩んだら、またココに戻ろう。2014/08/19
こなつ
23
日々のいろいろな出来事でいつも元気でいるのは難しいものです。落ち込んだり、意味もなく悲しくなったり。そういうときに心のストレッチとなるのが「ありがとう」と「ごめんなさい」を書き出す習慣。困ったときの「心の薬箱」です。 著者の暮らしの中で真似たいと思うこともあったけれど、老舗高級店へ定期的に通える層ではない自分としては敷居の高い部分も多くあり(汗)70歳を人生のピークとして目標設定して生きるために40歳はリセット出来るのセカンドバースデーなのだよという意識は私も取り入れたいなと思う。2018/08/05
ぱんにゃー
21
「「イモ虫」を卒業して「蝶」になる」(見出しより) 一生懸命イモ虫に色を塗って羽を取り付けても蝶にはなりません。 人生折り返しの本。参考になります。ありがとうございます。(コ)2013/09/23
もくたつ(目標達成)
9
まだまだ早いですが、素敵な40代に向けて松浦弥太郎さんの本。人や社会に与えた分だけ自分に返ってきて人と深く繋がれる。自分の持っているものを独り占めせず、歳をとるごとに、人に分け与えられるようになりたい。2017/10/12
ECO
8
与える人生。世界的な視野に立って考え、その上で自分ができる身近なことをする。感謝の気持ちを行動に変換しましょう。2016/01/25