トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ

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トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ

  • 著者名:深水黎一郎【著】
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • 講談社(2012/12発売)
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  • ISBN:9784062774000

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内容説明

プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』上演中、主演女優のナイフが相手役の首筋に突き刺さった。「開かれた密室」である舞台に、罠を仕掛けた犯人の真意は!? さらに前例のない新演出の予告直後、第二の犠牲者が…。芸術探偵・瞬一郎と伯父の海埜刑事が、完全犯罪の真相を追う。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

111
2012/11/19 Amazonより届く。 2019/9/11〜9/14 芸術探偵シリーズ第2弾。と言っても、前作えお読んだのが5年前で、設定をなかなか思い出せなかったが。 プッチーニのオペラ、「トスカ」の舞台で衆目の集まる中起こる殺人。読者への挑戦もある、本格であるが、散りばめられる芸術のあれこれが面白い。提案された新解釈の「トスカ」、見てみたいなぁ。2019/09/14

ヒロユキ

51
芸術探偵と銘打たれると敷居が高く感じるけど、深水さんの蘊蓄はとても解りやすく刑事たちの捜査シーンも楽しく読める安心設計。第一の事件はトリック云々より、犯人の要件を満たす人物の隠しかたがうまかった。第二の事件のダイイングメッセージは脱力してしまったが、ダイイングメッセージにしては珍しく見事に犯人を表しているものだった。2012/12/10

usarlock

28
芸術探偵シリーズ、今回はオペラが関わる事件。歌劇「トスカ」の公演中に舞台上で起こった殺人事件を世界を股にかけるフリーター・神泉寺瞬一郎が推理する。「読者への挑戦」からが少し急ぎ足な気もしたが、犯人や開かれた密室トリックの予想外の結末がうまいと思いました。キャラクターは瞬一郎もかなり個性的だが大癋見警部も相変わらず面白い。全く役に立ってないしねwオペラについては全くの無知でしたが薀蓄が分かりやすいのでしっかり楽しめました。オペラちょっと行ってみたい。2014/11/30

coco夏ko10角

24
芸術探偵シリーズ。トスカの公演中事件が…。オペラの新解釈面白い。犯人はまさかの人物でびっくり。大癋見警部が登場した本何冊か読んだけど、今回が一番何もしてないような…?2017/08/07

mariri

19
小道具のナイフが本物にすり替わり舞台の上で事件は起こる!トスカの接吻が秘める真相とは!?作者の芸術ミステリは莫大な知識と練られた構成の元に物語が展開する。終盤で読者への挑戦状!を挟むが今作は少々ズルい部分が多い。事件の謎解きより芸術の奥深さや新たな見解を楽しむシリーズなのかもしれない。そして自由奔放ニートの探偵役に全く好感を持てない。おバカ親父ギャグ警部の方を微笑ましく思えるほどだ。核心部分にて語られる彼の人情発言が鼻につく。芸術ミステリとしては最上級に上質だが、探偵物としてはあまり好きになれない作品だ。2018/03/20

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