内容説明
出張に行った恋人のケインから、3週間なんの音沙汰もない──従順な恋人を演じてきたリサだが、もはや我慢の限界だった。ケインはとてもハンサムで女心をそそる危険な男性だ。けれど会社経営者の彼にとって大切なのはあくまで仕事。まるで添え物のように扱われるリサは愛されている実感がなく、自尊心も傷ついていた。彼が私に求めているのは慰めだけなの?意を決してついにリサが別れを告げると、ケインは言った。「もう一度話しあおう。びっくりさせることがあるんだ」彼のずるさに反発を覚えながらも、リサの心は揺れた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめもち
5
ほっとかれ過ぎてキレたヒロインの心理を全く理解しないヒーロー。別れを切り出されても本気にせず、結婚にも乗り気じゃない。ヒーローが魅力的じゃない!なくしそうになって初めて大事さに気づくんだけどそれまでにヒロインぼろぼろで読んでて楽しくなかった。2016/08/22
麻琴
2
どうにか最後まで読んだ。出張に行った恋人から3週間連絡もなく愛されてる実感もわかないヒロインが別れを告げるとアホヒーローの態度が変わって、という話。ヒーローの暗すぎる事情は情状酌量の余地はあるけど、だからって何でも許されると思うなよと言いたい。ああムカついた。ほんとにこんなヒーローでいいのかヒロイン!☆02015/12/15
akiyuki_1717
0
ヒロインの健気な献身ぶりには感心するけど、結局ヒーローに対する我慢は、存在を足蹴にんされ、我が儘勝手を許してたんだから、ヒーローがDVを受けてた妹に吐き捨てた”弱虫”という行動と大差ないような…相手と深く関わりたくないと言ってるけど、二人の会話や繋がりを求めないのは=体だけの付き合いということだよね。子供の頃不幸だったから他人に冷たくするというのもあまり理解できない。逆に盲目的な愛を求める気がするけど…終盤もヒロインへの愛情をヒロインよりも社員に見せてたのはどういうこと?不可解な行動の多いヒーローでした。2017/03/25