内容説明
なぜ豊臣秀吉が文化破壊者になり、「日本語」「歌舞伎」「桜」の起源は韓国にあるという韓国起源説がまかり通るのか? 韓国人は、日本統治による文化流入の過去をぬぐい去ろうとして、それらをなかったことにし、あるいは反転させて「すべて半島の文化」と言いつのる。国交回復から50年近くになってなお、この状況。絶望的である。しかし韓国の人々が皆「反日」かというと、そんなことはない。歴史を見ると、かつて次のような言葉を残した韓国人がいた。「日本は素晴らしい。万世一系の御皇室を頂き、歴史に断絶がない。それに較べて韓国の歴史は悲惨であって断層が深く、涙なくして見ることはできない」(朴鉄柱氏)。この言葉を前に、我らは何を思うべきだろうか。平成の日本人が歴史問題で安易に膝を屈することは、現実的な態度でも大人の態度でも何でもない。偉大な日韓の先人の労苦、真心をあざむく「卑劣な裏切り」である。半島の真実がいま明らかになる。
目次
第1章 領土・慰安婦問題の真相
第2章 史料が語る「日本の凌駕」
第3章 何でも韓国起源説
第4章 朝鮮通信使は何を見たか
第5章 覆い隠された半島の真実
第6章 日韓の間に「心の架け橋」がいた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
megu
4
なかなかに興味深い一冊でした。「歴史上の良いこと悪いことも正しく知らなければ先人の労苦を理解できず、また今日の問題も解決できない」というテーマが貫かれており、嫌韓をあおるのではなく本質的な日韓の問題を解決しようとするその姿勢には敬意を抱きます。 また面白かったのは国交の断交や一方的な経済制裁などが叫ばれるなか韓国内の親日家を増やし、助ける活動を行うことで事の解決を図ろうとする案は他ではなかなか見られない視点だとおもいます。2012/10/29
なつきネコ@たくさんの本に囲まれてご満悦な化け猫
3
朝鮮史は専門外だから、新鮮。文化がここまで開きがあるのにまず、驚いたと同時に信じられない。古代史で日本が支配していたのは驚いたし。貨幣がないとか染料がないとか、信じがたい。そんな蛮国に日本の海商が朝鮮に行っていた理由はなんなんだ。しかし、朝鮮が日本にそんなに酷いなら、韓国人が自国に対して自身がないわけだ。一番に呆れのはバラン島を架空の島を作って対馬を奪っおうとしてたことたな。後意見に対しては日本が敵味方関係なく供養すれのは、仏教の因果の教えだと、朝鮮と日本の最大の違いは仏教と儒教に寄るのでは?2014/05/06
gatta blu
3
日韓両国の本質的な問題、歴史認識の相違など詳細に書かれていて読み応えがあった。また、経済の発展において二国間で差がついた経緯や著者が韓国の学者と論戦をしたとき「中国史書は日本が朝鮮を支配してたと書いている」と追及しても「外国の歴史書だから真実を知らないだけだ。」と反論をしたことの逸話も興味深かった。相次ぐ戦闘機事故の根絶を願い、水戸陸軍航空通信学校の井戸に身を投げた藤田多美子さんという方を初めて知った。2013/02/25
AZUKI
2
医療については、非常に驚きました。豊臣秀吉の唐辛子についての箇所には 新しい発見がありました。2013/10/04
まんま
2
嫌韓ではなく、お隣の国が実際はどんな歴史を持ちどんな性格を持っているか知ることができる。食文化、医療にはちょっと驚いた。教科書は、一体なんのためにあるんだろう。従軍慰安婦、戦争、日本人がしてきたことは、悪いことばかりではない。2012/12/03