真夜中の幸福論

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真夜中の幸福論

  • ISBN:9784799311653

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内容説明

著者は、幸福を次のように定義する。
「その人が自然体で生きていること。自分が愛せる自分自身として生きていること」

そして、そのための条件として、「ぶれない軸が自分の中にしっかりとあること」をあげる。つまり、自分の人生を支える確固たる軸があって、その軸と日常の思考・言動を一致させてはじめて、人は幸福に生きることができる。

けれども、ともすれば周囲に流され、自信を失い、将来に不安をいだく私たちにとって、必ずしもそれは容易なことではない。
いったい、どうしていけばいいのか? どこに向かっていったらいいのか?

著者自身の悩み多き二十代とその努力の日々をも率直に語るそのさまに、いつのまにか、心が浄化されていくような不思議な読後感の一方で、自分自身の人生の波を自分で作り出すべく、身も心も引き締められるのである。

さらに、豊富にちりばめられた著者の言葉は、まさに、魂の言葉だ。

「昨日の未熟な自分に心から感謝し、明日の成熟した自分を喜ぶために、今日の努力する自分を生きること」
「世界に招かれるのではない。我々が世界を招待するのだ」
「沈黙の世界から生まれてきて、沈黙の世界へ戻っていく我々」
「人生は他者と競争するものではない。人生を比較する基準など存在しない」
「人生の目的とは他者に勝つことではなく、より成熟した自分に向かって歩くことだ」
「結局のところ人間の不幸というのは、いま自分が息をしていることに対する感謝の気持ちを忘れたときに始まる」
「幸せというのは影のようで、追いかけると逃げていくが、太陽に向かって走り出すと、追いついてくるものである」
「我々はいちばん忘れるべきものをいちばんよく覚える。我々はいちばん覚えるべきものをいちばんよく忘れる」
「好きなことをやるということも幸せなのだが、やるべきことを好きになることも幸せである」
「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」
……

目次

第1夜 幸福の条件
第2夜 比較という罠
第3夜 人との関係を考える
第4夜 裸になって考える
第5夜 人生における選択
第6夜 時間をデザインする方法
第7夜 理想の自分
第8夜 選択の美学
第9夜 潜在意識を意識する
第10夜 人生の波は自らつくる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

16
心に沁みた。韓国人のジョン・キムさんは日本生まれではなく、韓国に生まれ高校を卒業後、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本とグローバルな生き方をしてきたそう。なのにこの日本語の美しさはなんだろう・・・。 哲学的だから・・・?   「いま起きているこのうち、変えられること対しては最善を尽くす。それ以外は受け入れる。」「ほんとうに大切なものは、簡単に手に入れようとしないことだ・・・・・・」「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である。」2013/05/25

高光浩二

8
「何度も読み返したい」と思いました。キムキム兄やん。2014/12/12

yori

8
★★★★★ 3、4度目位かな?以前よりも少しずつ分かって来たような、、、まだまだだけど。自然体でいる事や、孤独について。流されるがままでなく、主体的に生きる事など。2014/05/03

yori

7
★★★★★ ジョン・キム先生の本を読み返してる。2013/01/30

yori

6
★★★★★ 久々に再読。再注入。2014/01/07

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