内容説明
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「本書は四間飛車がプロの公式戦で激減した理由を、可能な限り具体的手順で示した」(まえがきより)
旬の棋士が贈る若手精鋭シリーズ第2弾は、第41期(2010年度)新人王戦において、史上初のプロ対アマの決勝三番勝負を制し優勝、新人王となった阿部健治郎五段による渾身の一冊です。
江戸時代から愛され、指され継がれてきた(角道を止めるタイプの)四間飛車が、なぜプロの公式戦から消えてしまったのか。アマチュアではまだまだ花形戦法ですが、プロが指さない理由を分からないまま、指し続けている方も多いのではないでしょうか?本書はこのプロとアマの「四間飛車に対する認識の差」を埋めようとする野心作。将棋戦法史の転換を高らかに宣言する、まさに若手精鋭シリーズにふさわしい一冊です。 阿部五段が心血を注ぎ込んで執筆した一文一文、ぜひ読んでみてください。
■CONTENTS
序章:四間飛車の変遷/第1章:穴熊へ組む手順/第2章:△4四銀型/第3章:△5四銀型/第4章:△3二銀型/第5章:先手四間飛車
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともあむ
1
四間飛車対策の居飛穴ガイド決定版と言ってもおかしくない。値段は1800円とやや高めだが、その値段であることをうなずけるような濃い内容である。現在でも名著と呼ばれている渡辺明の「四間飛車破り持久戦編」をさらに進化させたともいえる内容はまだ読んでいない居飛車党はもちろん、すでに読んだという居飛車党も満足すると思う。特に、四間飛車の櫛田流に悩まされている方にはおすすめしたい一冊である。2012/11/24
ぼいど
0
自分はほぼ居飛車しか指さないのですが、タイトルの事象自体にはとても興味があり、名著だとプロ棋士たちが絶賛してたこともあって出てすぐ買った本。アマ有段者としても結構難しい内容で、しばらく放置してましたが、今回日数かけてやっと全部読みました。 いくつかまだ「こうしたらどうなるのだろう」と思う変化もあり、全部理解できたとは言えないのですが、まぁなんとなくは理解したって感じかなあ。対藤井システムのケースを、もう少し他の形についても見たかったかなー。2018/10/16
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