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内容説明
永田町の政策論争や権力闘争、霞が関や業界との綱引き、諸外国との関係、大手メディアによる「世論」――これら“東京発”の視点だけでは日本の政治は語れません。狭いようで広い日本、それぞれの地域には「県民性」ならぬ「県政性」があるのです。本書は、47都道府県の政治風土、歴史、現況を明らかにすることで、この国の政治をより理解するための羅針盤となります。併せて、大阪維新の会など地方から生まれた新しい流れが国政をどう動かしていくのか、地方分権はバラ色なのか、そして日本の未来を担うべき人材は誰か、などを論じます。
目次
第1章 明治維新も橋下維新も地方から
第2章 関東―首都東京を囲む土着権力
第3章 近畿―道州制は関西を救うのか
第4章 中部―官僚たちの王国
第5章 東北・北海道―戊辰戦争の傷跡
第6章 四国・中国―総理の出身地ナンバーワン
第7章 九州・沖縄―国士たちの故郷
第8章 「平成の薩長土肥」はどこか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
川越読書旅団
3
47都道府県の政治事情や土着権力を明瞭に説明するポケット辞典のような一冊。出身地別歴代総理、著名政治家、そして歴代知事が紹介され、統一地方選挙の開票時には必携の書になりそう。2015/06/22
りらはき
0
いろんな保守王国を学ぶことができました★
kozawa
0
切り口は興味深い、もちろん国政を考えるのに各地方で何が起こってきた中でのその地域出身の政治家っていう面は一つ重要な視点ではあるので、本書は面白く読んだけれど、「何でそう断言するのか根拠不明」なのが、まぁ政治に直接関係する所しない所散見されて、まぁ、流し読みする分にはいいかしら、みたいな。2012/12/15
uchimuso
0
各県ごとにもう少し詳細があればよかったが… 都道府県ごとに詳細が述べられていたのは興味深い。 解散の前に読んだが、解散後に読めばもっと面白かったかもしれない。 山梨県は面白い。現職知事の落選が続いているのは、県民性か果たして?2012/11/10
たまご
0
選挙のお勉強,というわけではないですケド.知事は権力握りやすいとは.国政のほうが断然強いと思ってました.同じ時代に生きていても,見えるものが私と作者とで全然違う.専門分野が違うととらえれば致し方ないですが,でも一般庶民にももっと政治の人の流れとか仕組みが分かりやすいといいんですが.こちら側の知る努力も必要だけど,バラエティーのノリで○○市政策1週間ダイジェスト!とかあると嬉しーです.いや,CATVで頑張ってるとこともあると思いますが,笑いと絡めたらもっととっつきやすいかと.2012/12/02