内容説明
あの日、サーカスは空からやってきた! ルブランが生んだ怪盗ルパンの数々の冒険譚を下敷きに、瀬名秀明が長年の取材を重ねて遂に完成させたもうひとつのルパン! 20世紀初頭のヨーロッパを舞台に活躍する少女ドロテと、少年ジャンの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
63
図書館本。youtube(だったっけ?)の動画で著者さんが紹介していたので早速手に取りました。 フランスが舞台で生まれた時から持っている不思議なアイテム(本作ではコイン)に少年少女の冒険ということでナディアやナージャ(ニチアサで放送されていたヤツ)の影がちらつく中1巻を読み終わりました。 少年少女の冒険というライトさとともに「物理法則を無視したら奈落の底」という感じの近代科学への警鐘ともとれるようなメッセージを感じました。2018/11/14
けい
52
瀬名さんが描くアルセーヌルパンに関する物語。遥か昔の記憶を辿りながら、人名の繋がり辿ろうとするんですが正直お手上げ。逆に複数のアニメ作品のイメージが頭をよぎって行く。少年と少女が出会いともに冒険をしていく描写やストーリー展開は魅力的。展開のスピードが上がっていくことを期待して次巻へ。2014/05/05
ぐうぐう
16
アルセーヌ・ルパンを題材に瀬名秀明が描く冒険活劇。20世紀初頭のフランスが舞台。ボーイミーツガールをベースに、過去のルパンの事件を絡め、ミステリ仕立てにした活劇が楽しい。そこに、瀬名自身のこだわりである空への憧れをストレートに滲ませたストーリーがいい。フランスの空が、やがて世界の空へと広がり、物語の大きさへと繋がっていく予感。2013/11/20
ちゃんちゃん
11
実在した怪盗アルセーヌルパンを巡る謎を孤児「ドロテ」が探るストーリー。毎度のことながら横文字の名前が苦手で。かつ、ルブランさんの著作は1冊も手にしておらず、瀬名さんが書きたかった謎の魅力も半減なんだろーなー。3部作とのことなので、結末は気になりますね。2012/12/31
SORA
9
ルパンが関わっているらしいので読んでみたが、今のところ話題に上る程度。サーカス団の花形少女、ドロテの父親がルパンらしい雰囲気。冒険活劇と言える物語で、金貨をめぐっての攻防はラピュタを彷彿させる。夢中にさせるほどではないが、続きも何となく気になる。2013/05/15




