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内容説明
先鋭的かつ革新的なモノ作りをすることで世界中から支持を集めるデジタル家電メーカー「ソニー」と「アップル」。2012年に過去最大の赤字を計上したソニーだが、同年4月にCEOを交代、新体制のもとで再生と成長に意気込んでいる。一方アップルも、昨年スティーブ・ジョブズの死去によりCEOを交代し、このまま好調を維持できるかに注目が集まっている。比較されることの多い2社を徹底的に検証することで、「売れる企業」「売れるブランド」とは何かを明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mik.Vicky
5
私が子供の頃(1970~80年代)のソニーは本当に輝いていた。ブランドイメージも高く、本当にほしい商品が多かった。今でもその名残は残っているが、当時には全く及ばない。日本メーカーの主役としてブランドイメージを回復してほしいものだ。アップルの販売力も低下しつつあり、新しい戦略でソニーがメインポジションを奪還出来る可能性も充分あると思う。2016/09/28
まめタンク
2
2013年155冊目。ソニーが衰退した背景にはその歴史が大きく関与してくる。骨肉精神が削がれ、お金を稼ぐ事、そして売る事そのものが目的になってしまった。平井体制になって何が変わるのかは不明ですが、アップルの凄さは商品数の少なさというよりも、製品についての愛情だろう。自分が欲しいもの、人が欲しいものを提供する。でも、感動で人の心は買えるのかもしれない。ソニーとアップル。比較してみると、似ているようで、目指している方向は違うのかもしれない。それが面白い。2013/12/13
読書人
2
ソニーとアップルの今までの軌跡と、現在の課題が書かれた本。アップルの大量生産戦略や、ブランド戦略。一方でソニーの自社テクノロジーへのこだわりや、商品に繋がらないデバイスの強さなど、二つの企業の戦略の違いが今の現状を作り出しているのだと感じた。現在は自社に閉じない戦略が求められているのだろう。また「非凡さ」は今後もキーワードに上がり続けるのだと思う。特別な商品をつくり、多くの人に「欲しい」と思わせた者が勝利を得る。これに尽きる。2013/05/04
daisuke310vvv
2
ソニーとアップル。誰もが知る二大企業だ。現在、この二つの企業が置かれている状況には歴然とした差がある。生まれた国も違えば生きてきた年数も違う。メカトロニクスの時代ではソニーは世界に名を轟かせるほどの日本が誇る企業であったが、デバイスの時代となった現在、ソニーはアップルの影に隠れてしまっているようだ。そのアップルはiPhoneやMACなどを中心に世界を圧倒的に侵略しつつある。ソニーはもはや衰退するだけか。。とこの本を読むまで思っていた。しかし読み終わってみるとソニーに対する考えが変わった。撮像素子やイメージ2012/10/08
ともとも
1
両企業がそれぞれ何で儲けているのか、何で儲けていないのかを分かりやすく解説。 分が悪いソニーをこき下ろすのではなく、期待を込めてエールを送り締めくくっている。。 「アップルとソニー」ではなく、あくまでも「ソニーとアップル」なのですね。2015/12/04