キジバトの記

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キジバトの記

  • 著者名:上野晴子
  • 価格 ¥1,309(本体¥1,190)
  • 図書出版 海鳥社(2014/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784874158609

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内容説明

旧炭住を「筑豊文庫」として移り住み、筑豊に日本変革の夢をかけた記録作家上野英信と妻・晴子の30年の日々。

目次

いまにして
『追われゆく坑夫たち』の頃
鳥を恋う
よりによって
三回忌
広島にて
母ありて
ひえびえとして
八月
筑豊を写した人〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

22
筑豊を描いたノンフィクション作家・上野英信の死後に、未亡人が書いた思い出本。弱者の味方のはずだった英信は、家庭内では男尊女卑の暴君で、家族は辛い日々であったという神話崩し。晴子夫人の文章も、味がある。2018/12/20

ジン

3
上野英信は筑豊に移り住むにあたり、廃屋となっていた炭坑住宅を改築し、地域の公民館・炭坑資料館・志ある人々の集う場所となるべく「筑豊文庫」と名付けた家に住んだ。この英信の奥様だった晴子さんのエッセイを読むと、地域のためというのと全国の有志のためというのが両立せず、来客が絶えないが地元からは浮いてしまった、その意味では失敗したと書かれていて、忌憚のない評価であり、切ない話でもある。夫に文学を禁じられ30年間を家事に徹した妻の、振り続けたコーラが吹き出したような言葉。処女作にして遺作なので、先鋭にして滋味あり。2015/11/27

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