内容説明
日本語における芸術的価値とは何か――。著者が生涯追究してきたこの課題について、自ら母校・東工大の学生に語った集中講義を集成。『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』をふまえ、神話時代の歌謡から近現代の文学までを縦横に論じる。そして、現代詩人たちの作品から浮かび上がってきた重大な問題とは? 著者自身による「芸術言語論」入門。
目次
第1章 芸術言語論の入口(芸術言語論までの道のり 表現転移論のポイント ほか)
第2章 芸術的価値の問題(価値論とはなにか 芸術言語の価値について ほか)
第3章 共同幻想論のゆくえ(「国家は幻想の共同体である」 「人間」を捨象した「政治と文学」論 ほか)
第4章 神話と歌謡(神話はどのようにつくられたか 天皇制はどこへゆくか ほか)
第5章 若い詩人たちの詩(若手詩人の詩は「神話」に使えない 「無」に塗りつぶされた詩 ほか)



