検察崩壊 ─失われた正義─

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検察崩壊 ─失われた正義─

  • 著者名:郷原信郎
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 毎日新聞出版(2013/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620321479

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内容説明

緊急対談! 「小沢事件」の中、東京地検特捜部で起きた虚偽公文書作成事件。
小川敏夫前法務大臣、石川知裕衆院議員、大坪弘道元特捜部長、八木啓代氏ら
注目の論者と共に、検察の嘘をすべて暴く。
6月27日の記者会見時、報道関係者・一部国会議員のみに配布され、最高検察庁
がいまだ一般市民への公開を拒否している、本事件の内部調査についての「最高
検報告書」、本事件の発端となった「田代報告書」も全文掲載!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

19
小川元法務大臣、石川元衆議院議員、大坪元特捜部長、八木啓代・市民の会、それぞれの方との対談を、興味深く読ませていただきました。検察側が保身のために、報告書を作り上げるとは、全くの言語同断です。そもそも「小沢事件の出発点」は一体何だったのか、ぜひとも知りたいものです。2019/10/19

B-Beat

14
◎直前に読んだ熊谷達也作品「七夕しぐれ」に「青臭い正義を振りかざして玉砕するよりは隠し持った正義を貫くために、ときには取引に応じるのが賢い戦略だ」「取引に応じることによって正義は形骸化し、しまいには正義の名を借りた幻影や幻想に堕ちてしまうというのが真実だ」との記述があった。真相の解明よりも体面の維持を優先する組織が政治を壟断する時そしてその組織が自らの組織の統制が出来なくなった時この国は一体どうなるかと警鐘を鳴らす。正義の名を借りた幻影や幻想に囚われてないか用心用心。 2013/02/09

はと

7
検察審査会による小沢一郎氏の件の審査に際し、検察から審査会に捜査報告書が提出されていた。その報告書には、事実に反する石川知裕氏と担当検事とのやりとりが記載されていた。石川氏の取調べ録音によりその齟齬が明らかになったのだが、その著しい不整合ぶりは、明らかに検察が意図的に内容を捏造したと思われるもの。しかるに、最高検は、担当検事の「記憶の混同」という結論でこの問題の幕引きを図ろうとした。。。元検察官の郷原信郎氏による関係者のインタビュー集。ただひたすらインタビューが続くだけなのに、すごくおもしろい。2013/05/26

cronoq

5
元法務大臣・小川敏夫氏、衆議院議員・石川知裕氏、元大阪地検特捜部長・大坪弘道氏、健全な法治国家のために声を上げる市民の会代表・八木啓代氏。「陸山会事件」の4人のキーマンと、司法の立場から検察改革を訴え続ける郷原氏の対談集。『特捜部が「小沢一郎衆議院議員がゼネコンから違法な献金を受け取った」という容疑をでっち上げて小沢氏の政治生命を殺そうとしたが失敗、逆に検察が犯罪を捏造したことが明らかになり追い込まれた事件』、これが「陸山会事件」の真の姿であることに、もはや疑いの余地は無さそうだ。2012/11/07

I love Michi

4
陸山会事件、郵便不正事件をある程度知ったうえで読んだため、おもしろかった。我々が抱く、小沢一郎氏や大坪弘道氏に対するイメージは、確かに自分自身がその人となりに接して抱いたものではなく、情報として流れてくるものから作り上げたものである。その情報が、意図的に方向づけられたものであった場合、我々はその情報をどう判断するべきか。日本はまだ八木啓代氏が声を上げることができているようだが、きちんとした情報に基づいて、各々が意見を言える社会にしなければと思う。茶筒は円でもなく、長方形でもなく、円柱である。2015/10/31

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