小説 日蓮 下巻

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小説 日蓮 下巻

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 東京書籍(2014/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784487807093

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内容説明

「我々の信心のありようが試されておるのだ」
心を失った現代人にこそ日蓮の言葉が響く、感動のクライマックス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

7
上巻に続いて一気読み。上巻では念仏衆の語り部を通して、日蓮は観察される立場であったが、下巻になると日蓮本人に視点で物語が進行することが多くなる。しかし、最澄、空海、親鸞という他の創始者と日蓮はあまりに違っている。優秀で妥協を許さぬ姿勢、末法思想、他宗派の排斥に熱心で、自分だけが正しいと思っている。絶対的正義を掲げ、死さえも怖れない。日蓮までに、日本の歴史の中でこのような宗教家がいただろうか?ひょっとすると、日蓮は日本初の新興宗教の開祖ではなかったか?2015/11/09

CCC

7
俺の知ってる日蓮と大分違う。俺の知ってる日蓮はもっと尖ったナイフで……。まあ内容からその過激性を読み取れなくもなかったけれど、迷い、葛藤する日蓮の姿は、自分が持っていたイメージからはかけ離れていました。こういうのもあり……かもしれないけれど個人的には違和感ありありでした。2014/07/26

がんぞ

5
柴田錬三郎が言ったように日蓮は「法螺吹き」ではないか?良観との「祈雨対決」仏教者が「7日のうちに雨降らば弟子となろう」と思い切った挑発を言うだろうか。自伝的文章にあるといっても疑わしい(と思う)。女性信徒への情感溢れる書簡が有名だが、ほとんど色気なし。自ら「なぜ正しいことを主張して迫害される」と苦悩する人間像。対蒙古防衛体制に邪魔者なのを無自覚/佐渡始顕本尊は実在せず(だから「文字が金色になった」と空想を巡らせる)はじめて本尊を書いたのはまだ鎌倉に居るときなので史実とは異なる(もちろん作者は承知だろうが)2016/05/06

Kiyoshi Kawahara

0
日蓮が主人公というより、日蓮をしたいながら念仏を捨てきれない源空丸という大工が主人公と思える。2013/03/19

rivaner

0
あとがきがないので良くわからないが・・・。やっぱり何を意図してこの小説を書いたのかわからないな。大人に怒られてせっかん部屋に閉じ込められた子供の話にしか思えない。2013/02/16

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