小説 日蓮 上巻

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小説 日蓮 上巻

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 東京書籍(2014/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784487804788

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内容説明

日蓮は日本仏教の破壊者か、改革者か? その激動の時代と思想を描く、島田裕巳初の小説作品。日蓮の思想が今求められている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

7
小説で、作者はバラバラだが最澄、空海、親鸞と読み進めて日蓮へ。妥協なく信じる道を突き進む性格だからか、念仏衆の大工を語り部に進行するのだが、語り部が見た夢からはじまり、恋や結婚、仕事仲間との関係などを長々と書くため、日蓮がなかなか出てこない。日蓮が敵にする念仏衆から見た姿は、物語の構成上有効だと思うが、いくらなんでも日蓮が出てこなさ過ぎじゃないですかね?しかも、日蓮があまり説明しない性格なのか、何を考えているかわからない。日蓮の偉大さについては、語り部から気配が常人ではないと繰り返されるのみ。2015/11/08

がんぞ

5
日蓮は鎌倉時代スタート同時の1222年誕生。鎌倉仏教唯一、東国&漁民出身。小説に向いているキャラだが類書と一線を画し「ほとんど説明しない」教義論争ないので非常に読みやすい。「訴訟訴状の代書屋のようなことをやっていた」など最新の研究成果も取り入れられている。北条時頼との対話の場面を設定したのは「やりすぎ」と思うがマスコミニュケーション手段がない時代には《世論形成にはトップから》説得するのが当然なのかも知れない。政権の不安定、天災もさることながら侵略の危機が‥小説的には色気、女子キャラが不可欠だが、後巻に期待2016/04/26

悠里

1
真正面から日蓮を書いたものではなく、現代的な感覚から日蓮に接する人々を描き物語にしている。 実は宗教色は薄い。念仏に対抗する精進行としての題目すら出てこない。 日蓮の物語としては新しいのでしょうが…うーん、ちょっと日蓮とは思えない。2013/11/28

rivaner

1
島田裕巳の初の小説、しかも日蓮だというので読んでみたけど・・・うーむ。なぜこの本を書こうと思ったのか、ちょっとだけ疑問が。2013/02/16

Splash

0
法然・親鸞は、一部の経典のみを絶対視し、念仏をあげねば来世は地獄に落ちるところ脅して、信徒を増やした。日蓮の教えは、激烈で戦闘的。大地震、蒙古来襲で不安に支配された鎌倉時代中後期は、宗教にすがらずにはいられない暗い時代だったのだろう。2015/12/05

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