原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

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原発再稼働「最後の条件」 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

  • 著者名:大前研一【著】
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 小学館(2013/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093897426

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内容説明

原発再稼働「最後の条件」

国会事故調査も政府事故調査も、問題の本質を見誤っている!
--原発の課題と対策がみるみるわかる、写真・イラスト満載の「事故調査最終報告書」。

原発を動かすのに必要な「条件」とは何か?
福島第一で、メルトダウンした原子炉と生き残った原子炉の分かれ道とは?
その教訓と対策とは何か?
そして、大前氏が提示する原発を動かす「最後の条件」とは?

 2012年、夏。電力需要のピークを前に、政府は関西電力・大飯原発を再稼働させることを決断し、需給が非常に逼迫する事態を回避しました。
 ですが、国民や、再稼働を求めていた産業界の側にも、大飯原発でどんな安全対策が取られたのかを把握している人は少ないでしょう。政府にもそれを理解し説明できる人材がいないからか、“足りないから動かす”という議論だけが一人歩きしたのは、非常に残念です。
 我々日本人は、あの悲劇的な事故から、いったい何を学んだのでしょうか。再稼働を決断した経緯を見ていると、政府も国民も「何も学んでいないのではないか」と疑わざるを得ません(「はじめに」より)。

政府の事故調査委員会や国会の事故調査委員会の調査・報告書では見えてこない「原発の大問題」を、図・イラスト・写真満載でわかりやすく解説します。

【ご注意】※この作品はカラー版です。白黒端末の場合、図の解読が難しい部分が含まれます。
※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

booklight

31
2011年12月に福島第一原発事故の報告書を大前研一が政府に提出。それを一般向けにまとめたもの。著者は元々原発技術屋であり、どんな報告書か興味を持ち手に取った。報告書の結論としては、全電源の長期間喪失を想定していなかったのが最大の誤り。そのため原子炉の冷却をはじめとするあらゆることに影響が出た。極端に言えば、津波のせいではなく、もともと設計に穴があったともいえる。今、ウランが福島で裸で冷やされていると思うと、それが本当に日本で起きたことかと思ってしまう。原子力なんて、本当に我々に扱えるのだろうか。2019/03/18

彩灯尋

5
図や写真付きで説明してくれているのでとてもわかりやすい。あの事故の時のシミュレーションによって、もしかしたらこれほどまでに大きな事故を回避できた可能性があったことがわかったが、結局こうなってしまった今にはもう夢の話でしかない。これから大事なのは、今の現状からの脱却であり、また同じことを繰り返さないようにすること。ここから学んでいかなくてはならない。2015/07/28

復活!! あくびちゃん!

3
(本書をそう言って良いのかどうかわからないが)良書。問題は、何故政府側からこのように分かり易い報告書がでてこないのかということと、著者が指摘しているように、他の報告書は本質を見誤っているということだ。しかし、私のような素人にも分かり易い説明で、本当に感心した。2012/09/02

takao

2
わかりやすい。2017/11/02

Pikatyuagarden

2
・襲来した津波の立ち上がりは高さ45mの建屋を上回った ・6系統もあった外部電源の全喪失 ・事故、過酷事故、極限的事故 ・枝野官房長官 ・PWRとBWR2016/04/04

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