内容説明
佐内啓一、46歳。大手電機メーカー勤務。最近はまっているのは、妻の浮気現場を盗聴しながら自慰にふけること。そんな啓一の目の前に、若くて魅力的な家庭教師が現れる――。官能と破滅のエロス作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
68
一流企業に勤務していて地方勤務を命じられた啓一。夫の転勤に伴って地方移住しながらも、不満を募らせ不倫に走る妻の貴子。大学受験に失敗してひきこもる息子の朋貴。そしてそんな息子のひきこもりを解消すべく現れた若き麗しい家庭教師の梨乃。そこで父親と家庭教師が不倫関係に落ちていく中で、題名の「君」を見誤っていたと思わされ、終盤の頁をめくるスピードを速めさせられた一冊です。楽しかったので次作に手を伸ばします。2021/04/10
future4227
19
とりあえず本のタイトルがいい。思わずタイトル買い。内容は・・・んーかなり変態の領域。でも、ストーリーはともかく、作者の表現力、描写力は物凄い。よくこんな表現が思いつくなぁと、妙なところに感心してしまい、官能小説なのに極めて冷静に読んでしまった。三部作らしいので、一応続きも読んでみるけど。2016/01/31
ちくわ
5
ドラマ性が強くておっさんには今一つ、でも続きが気になる。2014/01/03
さしちゃん
4
いや、あの、最後のページで、ええぇぇ!!ですよ。本当に声出たよ。そんじょそこらの、「驚愕!」とか帯に書いてある本よりよっぽど驚愕した。怪しげな弟大丈夫かなとか、ミニスカートの家庭教師大丈夫かなとか、いろんな心配したけど、一番心配しなきゃいけなかったの他でもないお父さんだった。最後とかもう、本当にええぇ?どうしたの?全然気がおさまらない。笑2019/01/30
まりこママ
4
官能小説?確かに描写は多かったけれど、46歳主人公が、読めば読むほど哀れな感じで、哀愁ただようオヤジという印象。最後まで救いようがない状態。2012/10/24