内容説明
ニーチェの深く難解な哲学を短歌に超訳。その切れ味鋭い格言の数々が日本人のDNAに染み付いた「七五調四拍子」の短歌になることで、これまでうまく理解できなかったニーチェの世界がすっと心に入ってくる。
目次
第1章 世の中、及びよいこと、悪いことについて
第2章 真理、正しいことについて
第3章 自分自身について
第4章 人間関係について
第5章 学ぶこと、成長することについて
第6章 友人について
第7章 恋愛、結婚について
第8章 生活について
第9章 仕事、組織の中にいることについて
第10章 ことばについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
22
「自らの血と格言で書く者は暗唱されることを欲する」「誰も君を褒めたりしない 才能を周りに合わせて隠したとして」2016/01/14
爽
20
ニーチェ。本当に有名なこの人の本を一度も読んだことがなかったので、初めの取っ掛かりとして選んだ。たまに「給ふ」「たり」のようなものがいきなり出てきたりしたので少し違和感はあったけれど、内容としてはすんなり入ることができた。この全てを疑ってかかる、という考えを持ち合わせるということにどれほどニーチェが先を行っていたかがわかる。今の世もきっとこのことが必要で、現状打開の鍵となるものだと思う。2013/04/12
ちゃありぃ
13
短歌とニーチェのコラボなんて素敵ですよね。著者は未来短歌会所属の歌人さん。伝える、ということをメインにする短歌ってすごく難しいし、硬い歌になってしまいそうですが、中には素敵な歌もありました。僕のお気に入りは、残念なお知らせをまず致します「いつも世界は不公平です」2014/02/09
ふみふみ
10
ニーチェの箴言を短歌に超訳するという面白いアイデアですが、無謀な試みだったようで、リズムはないし、意味も不明瞭で歯切れの悪いセンテンスの羅列になってます。「ニーチェの言葉」のようにニーチェの威を借りただけの全くの創作でしたら、それらしいものになったと思いますが、なまじニーチェの原典に忠実であろうとした結果かなあと。残念な出来ですけど、著者の良心、ニーチェ愛は感じました。2024/11/01
ルル
8
題名となる切り口・発想、すばらしいですね2015/11/15
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