１００％ガールズ １ｓｔ ｓｅａｓｏｎ

著者名：吉野万理子【著】/結布【絵】

講談社（2014/02発売）

• ISBN：9784062694568

内容説明

小学校で下級生女子にファンができるほどカッコいい真純は、とってもボーイッシュな女の子。母親からは、宝塚入りを熱望されている。そんな真純が、「スカート姿を友だちに見られたくない」一心で選んだ中学は、家から遠くはなれた横浜の、“お嬢様のいないお嬢様学校”として有名な女子校だった――。女子校ライフがいきいきと描かれ、カッコいい女子たちに胸がキュンとなる。ガールズ・ブラボーな物語！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nyanco]

吉野さん、「想い出あずかります」を読んで好きになったのですが、児童書も手がけられているんですね。本作はティーンズと言うよりも、児童書かな。主人公真澄は中1でこれから中2、中3…と続いていくのだと思うけれど、対象は小学校高学年からローティーンという感じでしょうか。女子校の良さとか、自分らしさとか、先輩への憧れ、部活、友情…など、良い感じで描いているのですが、私が読むにはちょっと子供っぽかったかな。続→

2012/09/02

[る＊る＊る]

『自分が抱えてるネチネチを人に向けない。もっと人のことを考えよう。』宝塚を目指していた、男っぽい言葉使いの真純。女子高へ通い始め、世界がどんどん広がっていく✴︎眩しい…私にもあったんだよなぁ…高校時代が(~_~;) 作者・吉野万里子作品は、人との関わりの表現がいい。児童書、YAのイメージが私は強い作家。大人話の『海岸通りポストカードカフェ』を再読したくなった。

2015/12/24

[つきみや]

爽やかやなぁ…… わかる、女子校はなんかエグそうっていうイメージだわ。 これ、ほんとにある学校なんだ。 吉野さんがここの卒業生……とかなのかしら。 とりあえずあの男の子との進展もあるのかな。 もう少し追いかけてみようかな。

2020/12/04

[星野]

宝塚を目指す女子が新しく通う女子校でサッカーを始めて…という、友情あり青春ありの爽やかなお話。面白かったけれど、途中でブレがちな視点が勿体なく感じる。えっ、今誰の心情？っていう場面が何回かあった。あと、ちょっと風呂敷広げすぎ？(笑)主人公が成長していく様は気持ち良いし、ライバルになっていくであろう莉乃との今後の関係性も楽しみなので、続編は読もうと思う。

2014/05/06

[はるき]

世界を広げるってワクワクするけどやっぱり怖い。純度100％の女の子たちの躍動感が眩しいぜ。

2016/02/12