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内容説明
世界を席巻しつつある、新たな経済現象の脅威とは何なのか? 米国で既に発生している中流層の貧困化とインフレが同時に起きる「スクリューフレーション」。日本でも既に起きつつある! その原因と解決策とは? 気鋭のエコノミストがズバリ提言!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kochanosuke
15
2012年7月発行。"スクリューフレーション"とはこの本で初めて知った。アメリカ産の経済用語だそう。インフレ目標値ができるなら、"格差歯止め目標値"もつくれないものか。「一億総中流」って結構だったじゃない。そこまで戻れないにしても、今よりも格差は広がるべきだ、とは誰も思わないでしょうに。「どーせ広がるんでしょ…」と思う人はいるにしても。別の本で勝間和代さんが言っている「不平等な社会というのは、全員を不幸にしますから。」は、本当にそう思うな。読みやすい丁寧な文章でした。2013/01/21
手押し戦車
6
企業が成長し国が成長すると国民も豊かになるが経済のグローバル化や新興国の急成長がもたらした負の部分として実感なき経済成長や好景気が起こり低中所得者層の生活水準が低下して行く。先進国の刺激策の金融緩和で投機マネーが食料エネルギー価格を実需より大きく値上げを促進し物価上昇を起こし外的要因に左右され賃金も上昇せず生活必需品の価格だけが上がり家計は節約に走り内需が縮小する。通貨だけでなく経済成長も国境が無くなり一部の既得権益がより一層強くなり、弱者は切捨てられる構造になる。スタグフレーションが今後、起きてくる2014/12/19
レーモン
0
スクリューフレーションとは、中間層の生活水中の低下と物価の上昇とが同時に起きる現象のことです。スタグフレーションと違って、これはいつまでもこのようなことが続くというようなこと。そうなってくると、生活必需品は高騰し給料は上がらないため経済は縮小傾向になってくる。そう超悪循環なスパイラルが繰り返されるのだ。節約だけでは家計をやりくりするのは大変な時代が来ている。だからこそ、日々自分自身を高める努力を続けていくことが必要になってくるのです。2012/09/02