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内容説明
たとえ甲子園に行けなくても一生懸命に頑張る、高校球児、女子マネージャー、チアガールの女の子、選手のお父さんお母さんたち。 日本全国で本当にあった泣ける青春物語を集めた、10万部突破のベストセラー、待望の第二弾。東日本大震災で被災した高校球児のストーリーも収録した珠玉の一冊。
ミリオンセラー作家・岩崎夏海氏のコラムも満載の「感動作」です!
目次
今でも父が、助けてくれている
おれたちの約束
高校野球と震災
ひとりだけど、ひとりじゃない
ノックを打つ女子マネージャー
命を懸けるということ
人はなんのために野球をするのか?
強者の憂鬱
誰にも見えない背番号
野球部のバトンリレー
選手よりも悔しい人がいる
たった一打席の広島市民球場
寄り道こそ一番の近道
女子マネはできなかったけれど
野球だけが人生ではない
冬は必ず春となる
「野球」と「高校野球」の違い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
46
高校野球にまつわる17の実話エピソード。野球のプレー自体はしなくとも縁の下の力持ち的存在や陰で努力している人たちはいます。彼女たち(彼ら)には普通は光が当たらないのですが見る人は見ています。高校野球で背番号をつけてベンチ入りできるのは20人。その限られた背番号をもらった女の子もいます。人知れぬ努力を認めた監督さん、見守るチームメイト。もちろん彼女はプレーできないのですがどんなにうれしかったことでしょう。2017/10/09
ももかさん
24
高校野球エピソード集第2弾!ですが、そのなかでもテーマを幅広になっているとの作者の言葉がありましたが、あまり変わらなかったような気がします。でも勿論泣けます。一番印象に残ったのが、なぜ生きているのか…と悩んで…答えを見つけました!というエピソード。2016/09/05
ひらけん
23
言い方が悪いかもしれないが、敗者の美学って言葉が読み終えた後に思い浮かんだ。甲子園に行けた人だけが見える景色があるならば、行けなかったからこそ見える景色もあるんやろな。ある高校野球の監督さんがベンチに入れない部員達は決して敗者ではない。彼らには試合に出られない悔しさが、今後の人生に活かせるはずだと言っていた事を思い出しました。どんなスポーツでもオリンピックに出場する人達はほんのひと握り。そんな人達の影で夢破れた幾万の人達がいる事を忘れてはいけないな。ある高校球児の「冬は必ず春となる」の言葉は胸に残ったよ。2019/11/24
パスティル
19
病気、怪我、挫折、逆境,,,乗り越えなければならない問題のエピソードが満載の第2弾でした。野球だけが人生ではない。や冬は必ず春になるなど、良い言葉もいっぱいありました。仲間、ライバル、監督どれも自分を成長させてくれる大切な人たち。改めて高校野球はいいなあと思いました。2014/11/28
にくじゃが
15
これを読んで、夏の大会を終えた野球部員を思い出しました。もう少し投げていれば。勝っていたら今頃試合だったのに。何度も何度もそう言っていました。彼らはまだ中学生。高校生になって野球を続けるのか、私にはわかりません。 でも、彼らはずっと野球を忘れないんだろうと思います。ちょっぴり心が疲れている方、つまづいてしまった方、少し元気が出てきます。すきま時間にどうぞ。2014/10/06