自分超え―弱さを強さに変える―

著者名：松田丈志【著】/久世由美子【著】

新潮社（2012/12発売）

• ISBN：9784103324218

内容説明

北京五輪8冠の“怪物”フェルプスを倒し世界一になる──究極の目標に挑み続けてきた北京五輪銅メダリストと女性コーチ。延岡の手作りビニールハウスプールで出会い、24年間、共に闘ってきた二人は、恵まれない環境をどのようにしてプラスに変えてきたのか。常識にとらわれない独自の発想法、思考法が詰まった一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たけ]

予想以上によかった！ 各テーマについて松田と久世コーチそれぞれの視点か書いてることで考えが立体的に広がって深められていた。仕事や後輩・部下への関わり方と指導方法、ひいては子育てにも通ずるエッセンスがたくさん詰まっていると思う。 大切なのは「進化のための変化を恐れないこと」 北島の本にも同じことが書いてあって、やはり世界一線で活躍する人には共通点があるのだな、と

2013/02/24

[ミー子]

以前、延岡に住んでいたので、松田選手をずっと応援しています。この本で、松田選手と久世コーチの歴史・想い・夢・信念……色々、知ることができました。私は趣味でマラソンをしています。平凡なタイムの市民ランナーです。松田選手とはレベルも競技種目も違うけど、自分のマラソンの取り組み方についても、考えさせられたし、参考になりました。もうすぐロンドンオリンピック。この本を読んで、松田選手を応援する気持ちが倍増しました‼頑張って！

2012/07/19

[ともぞう＠]

ロンドン五輪，トビウオジャパンで一番カッコ良かった漢．それが松田丈志さん．まさにタイトルどおり，弱さを強さに変えて生きているから，カッコ良く見えたのだろう．彼が望むんでも望まなくても，多くの後輩たちを導くことが責務になっていく．．．のでしょう．

2012/10/28

[Crying Flog]

松田さんの講演会の場で購入。ロンドン五輪では金メダルには届かなかったが、そこまでの努力や、ロンドン五輪までに至る苦労が中心に書かれている。1番おもしろかったのが、スピードレーサーの話。ミズノの契約を断ち切ってでも着用した、というその覚悟と、それからの就活の話もおもしろい。なんとかスポンサーが見つかったのはよかったけど、今の時代、いくらメダルに近い選手でもスポンサー契約を結んでくれる企業は少ないのかなあ……と。スポーツ選手も大変です。

2012/12/10

[umiteru]

長年注目していたコーチと選手が本出してたんだ！と読んだ。より速くということへの松田選手の真摯な探究心と、コーチの柔軟性、考え方など全て新鮮でますますファンに。科学だけが全てではない経験に裏付られた「勘」の大事さ、スポンサーが見つからなかっ苦労などなど知らなかったことがたくさん。日本チームのキャプテンとしての人望が本からにじみ出てました。久世コーチ、女性コーチとしての世界での活躍も尊敬。

2012/11/15