内容説明
この男とキスのその先をするかどうかの、慎重なみきわめ。電車待ちのホームで突然わき起こる、見ず知らずの冴えない男に抱かれたい衝動。恋人に別れを告げられた女の一日。人生の花の盛り、「結婚前」の男女の点景を通して、日常に突如おとずれる取り返しのつかない瞬間を鋭敏に描き出した、傑作短編小説集。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
49
“しりとり読書”109冊目、『枝付き干し葡萄とワイングラス』が面白く、「結婚前と結婚後に便宜上分けた」らしいもう一冊(結婚前)も読もうかと。購入履歴を調べたら、2度目の函館時代、2015年4月「文教堂書店函館昭和店」に対し、芦別時代の2012年12月、週末に訪れた函館駅前「くまざわ書店函館店」で購入の本書。「並んでいた2冊のどちらにしようか暫し悩んで決めた」そうで、奇しくもどちらも函館での購入と相成った。芦別時代の2012年11月「TSUTAYA滝川店」で買った『るり姉』から始まった椰月美智子。悪くない。2024/03/25
あじ
31
居心地悪い不穏さを察知するたび、胸焼けを起こしてしまった。嫌悪を膨張させる毒を盛った短編集。早く“みきわめ”なければ毒回る。★3/5 単行本タイトル「るり姉」の短編あり。本書の姉妹本に「枝付き干し葡萄とワイングラス」がある。2018/05/19
クララ
16
超短編集。内容はいいのだけれど、何せ短編。う~ん物足りない…もう少し何かが欲しいかな…短編の良さも、もちろんあるのだが。でも、内容でには共感!女って「そんなことで!?」って位小さなことで、今まで大好きだった男への気持ちが急に覚めること、あるんですよね~(^o^)2014/07/11
びっぐすとん
13
108円本。「みきわめ検定」はまずまずだったけど、あとは何だかよくわからない話だった。「るり姉」の姉妹編もあったが、これもイマイチ。椰月作品を読んでいつも思うのは長編もそうだが、オチが弱いというかよくわからないというか、途中までは良かったのにな、というところ。本作は短編だから余計中途半端に感じる。こういう結末の付け方が好きなのだとしたら、自分とは合わないということだろう。2019/02/26
びすけっと
13
2012年6月刊。単行本2008年10月刊。ああ、椰月さんの大人向けはむかないわあと思って本を置こうかとしたところに、「と、言った。」「川」の二編が読めて、ほっ。顔に出ない介護職員の孝太郎、何かを見つけたようです。その次の「川」は未読の「るり姉」の原点になっている作品とな! 日常の内声を良く表現しているなあと思います。男のちょっとした行動で女性は冷めるのね。それは分かった。 「るり姉」読むぞ!2015/02/23




