内容説明
医師の世代間格差、収入格差、機会不平等の実態に迫ります!
医師不足や過酷な勤務状況下で、40代以下の疲弊した勤務医は、開業するにも不安がつきまとい、自分の子も医師になって欲しいという願望は強くありません。一方、年配の開業医はある程度時間に余裕があり、半数以上が男の子を医師にしたいと考えています。
このように年代や勤務形態で格差が広がりつつある中、医師たちはどのような医療システムが望ましいと考えているのでしょうか。財源の公私分担をどのようにすべきか、どんな医療技術を保険適用すべきか、限られた医療資源をどのような患者に優先すべきかなどのテーマをどのように考えているのでしょうか。
本書では、「開業医はやはり息子に跡を継がせたいのか」「開業医と勤務医はどれくらい年収が違うのか」「医局制度とはどんなものなのか」といった素朴な疑問をはじめ、過酷な勤務医の実態、地方の医師不足、医師自身の考え方の違いなどについてアンケート調査を行ったうえでデータに基づいて経済学的分析を行いました。日本の医師の置かれている実態や今後の医療制度を考えるうえで有用な1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こたちゅう
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典型的な、表題と内容があっていない本。日本の医療とか医学会とか医師の世界のことを知りたいと思って手に取ると、ちょっと違う。前半は何とか外れないように書こうとしているが、著者が経済学の専門家のせいか、統計学っぽい話が多い。学術的な確からしさはあると思うが、一般人にはわかりにくい。後半になると医療経済の話になり、ますます経済学。しかも統計学を多用した今風の経済学なんでしょう。いい本だと思うけど、表題に釣られて読むと、ちょっと失敗するかもしれない。2016/06/22
月猫
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難しい・・・。いわゆるドクターのいろんな面での統計を取ったデータってとこですか。2012/08/11
かんな
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正解が知りたい(´・ω・`;)あるいはジャック先生ならどうするか知りたい。2021/11/18