龍馬の言葉

著者名：坂本優二【著】

ディスカヴァー・トゥエンティワン（2013/06発売）

• ISBN：9784887598027

内容説明

「日本を今一度　洗濯いたし申し候」という有名な一節をはじめ、龍馬自身が残した言葉を集めた。

龍馬が姉・乙女ほか家族、桂小五郎、陸奥宗光ほか同志にあてた手紙や、妻・お龍、岩崎弥太郎、勝海舟らの回想録から、龍馬の肉声がよみがえる。

世の中の人は何とも言わば言え　
我なすことは我のみぞ知る（和歌）

いつ死んでもよいという気にならねばならぬ（部下への言葉）

これより天下の事を知るには、会計もっとも大事なり（知人への言葉）

「維新史の奇蹟」と呼ばれる男、龍馬は、土佐の低い身分の侍の家に生まれながら、日本を変えるという大きな目標に向けて突き進み、多くの人々を結びつけて、ついに大政奉還を実現させた。

本書は、龍馬の言葉から、その人間としての魅力や世界観、変革の発想法を浮かび上がらせる一冊だ。
明治維新に次ぐ変革の時、今こそ龍馬に学べ！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ニッポニア]

日本を今一度洗濯いたし申し候。なんと格好の良い人だろうか。まさに理想のリーダーであり、革命家。以下メモ。書物を読む際、全体の構造を理解し、細部は後回し、要領の良いやり方は国事活動にも通じる。自分の命などなくてもいい、俺の仕事の結果だけがこの国に残ればいい。

2024/08/05

[ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺]

御存じ坂本龍馬の発言集。名言集ではない。人となりを伝える他愛のない言葉もあるのが良い。世に龍馬の名言と言われているものの中には、司馬遼太郎の小説の台詞が混じっている事があるが、本書は史料に残った言葉をそのまま伝えているのが良い。昨今隆盛の超訳でもない。大河ドラマ時の便乗本の一冊でありながら、これは良書と言って良い。龍馬の史料は結構読んだつもりの私にも真新しい逸話があったり、面白いエピソードは解説部分で大半網羅しているのには驚いた。伝記を読むよりも良い龍馬入門書だ。有名な人物は逸話が面白いのだ。

2015/04/21

[おとやん]

弟君から借用。読みやすく2日で読破。印象に残ったののは･･･千変万化の渦中に投ずるに際しその用にてきせず･･･横山小楠はしばしば主張を変え、一定の見識を欠くように思えると西郷が見解を述べるたところ、龍馬は横山という人物は見識に富み、非常に先見の明がある。千変万化の世の中では時に広い展望から、よく将来を観察し、タイミングに応じた政策を打ち出すことができることが望ましいと言って西郷をなるほどとうなずかせた。今の政治にもそのような対応が必要なのではないだろうか。

2010/06/09

[kanoru_gin]

龍馬大好きな人にはとてもハマる言葉集‼️

2025/01/25