内容説明
十年前、旗本二千石本多隼人正は若年寄配下の先手組頭として諸国を探索中、長崎の丸山遊郭で十一歳の禿と出会い、故あって養女とし剣の技を教え込んできた。美しく成長した男装の美剣士・美涼は、深川八幡で破落戸の喧嘩に出くわし、助けた男は島帰りだった。これを機に美涼や隼人正の周りに不穏な輩が現れ、見えない敵との戦いが始まり、師父と養女の剣が闇を切り裂く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
87
女剣士 美涼「橋の御前」1巻。旗本本多隼人正ゆえあって長崎丸山遊郭で出会った11才の禿を養女し剣術を教えるが、10年後男装の美剣士となった美涼、10年の歳月が経ち互いに師父と師弟関係以上にふたりの微妙な距離感にもどかしさを感じながらも、微笑ながら読了次巻の結末を期待です。 2020/01/03
Totchang
9
武家の生まれでもない少女が剣士と言われるほどになったのはなぜか。娘の気持ちを保ちつつ剣士である少女は何に心を奪われるのか。なかなか面白いシチュエーションと特徴ある登場人物で、大いに楽しめました。2018/12/22
海猫
8
単体の小説としてなら見せ場が少なくて物足りないがシリーズ開幕編としてはまずは期待できるスタート。男装の美剣士が誕生するまでが丁寧に書き込んではあるし美涼の人間的な未熟さ、揺れ動く乙女心など主役キャラに魅力を感じる。またドラマ的にもなかなか面白くなりそうな人物配置をしていて、いかに膨らまし趣向や見せ場を盛り込んでいくか続巻以降が勝負といったところか。2012/07/21
kazunorie
3
何だろう、不思議な関係の二人だわ。正直、早くくっついちまえばいいのにと、思うんだけど(笑)かなりの年齢差恋愛だな。割りを食っているのは竜次だろうな。かわいそうに。隼人正は、きっとS。と、思う。二人がどう進展するのか、楽しみかな。2012/07/14
ケルトリ
2
男装剣士がなかなか可愛らしい。義父の性格はちょっとウザいけど。2025/06/03
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