新・信長記 - 信長遊び人の巻

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新・信長記 - 信長遊び人の巻

  • 著者名:黒鉄ヒロシ
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2013/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569804156
  • NDC分類:726.1

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内容説明

信長&武将たちの「通説」に斬り込む! はたしてその真相は?安土城にあったとされる蛇石。大きさは飛鳥の石舞台よりもひと回り大きい。巨石にして名石の蛇石。南蛮渡来の緋羅紗の陣羽織を着て、蛇石の上に立ち陣頭指揮を執る信長。蛇石は、それぞれの妄念、邪念、想念の集合体であった。武将たちの信長に対する想いは異なるが恐怖という分母を同じくするそれらの妄念が、ある時固まって安土山に出現したのだ。その蛇石が動いたとき、本能寺が焔に包まれる。蛇石が語る本能寺の変の真実とは―秀吉、官兵衛、光秀、信忠が複雑怪奇に絡み合う。そして、信長時代を生きた武将たち、明智光秀、長宗我部元親、島左近、前田慶次郎、伊達政宗、徳川家康……。黒鉄歴画が彼らの謎に迫る。歴史ファンはもちろん、歴画で、信長の疾風怒濤の人生を見る最高の一冊。

目次

へし切長谷部<br/>信長と蛇石<br/>光秀の首<br/>怒る元親<br/>さらに怒る元親<br/>さらにさらに怒る元親<br/>上田宗箇<br/>山中鹿介<br/>左近の正体<br/>傾く慶次郎<br/>独眼流政宗<br/>山本勘介(一)山本勘介(二)<br/>家康 or NO<br/>続・家康 or NO

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

27
島左近、元親、前田慶次郎、独眼竜政宗、勘助、山中鹿助に上田宗箇・・ 信長然り家康然り・・ 私が学んだ歴史は些細な欠片に過ぎないことを改めて教えられます。史実を集めて作るジグソーパズル、嚙合わぬチップの不気味な楽しさを黒鉄ヒロシは「どうよ?変でしょ」と開陳。死した信長を聴者に座らせ ある時は悪魔、ある時は権力中枢を遊泳する茶坊主、ハタマタ戦場を往来する足軽雑兵として歴史のTポイントに顔を出し素朴な質疑応答を魔王信長と交わす黒鉄さん、炙り出す仮説が史実の信憑を危うく致します。いと複雑怪奇、癖になるきにねや。2016/01/30

尿酸値高杉晋作

4
天地人とも読了。 歴史の楽しみは事実と事実の隙間をいかに説得力を持って埋めるかだと思っている。 この作品は読者に押し付ける事なく、強烈な画力で様々な説を提案してくれる。 少し齧っただけのレベルだと辛い箇所もあると思うが、これまでの歴史小説、ドラマに飽きた諸兄にお薦め。 2014/10/21

steve

1
信長を取り巻く人物のアンソロジー。変わったマンガだった。2013/10/26

とよちゃん

1
信長にまつわる色々な諸説を楽しめるシリーズです。今回はだいぶん周辺に行きましたね。長宗我部元親や上田宗箇などの話も興味深かったですが、信忠と光秀がお互いを牽制しあった結果が本能寺の変になったという「信長と蛇石」は空想の世界ですが、「山田君座布団3枚」ってところです。2012/12/09

gq550_tomy

1
信長を狂言回しに、信長に関連した人物や事件などを、作者の独特な視点で掘り下げていく一冊です。自由闊達な作者の筆に、本能寺の変の真相(?)や安土城から消えた蛇石の謎などが、軽やかに解きほぐされていく様は、なかなか爽快です。後半は山本勘介や山中鹿介など、歴史上のビックネームながら謎が多い人物らを紹介していきます。歴史ファンにはたまらない一冊です。2012/10/28

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