内容説明
日韓併合とはなんだったのだろうか?
この問題を考えようとしても、政治的な影響のせいで、なかなか自由な議論が行えないのが実情だ。
韓国では、民族主義的な歴史観が浸透し、最後は必ず「日本=悪」という視点に行きついてしまう。一方、そうした過激な論法に日本では反発の声が上がり、「日本は何も悪いことはしていない」という極論まで出るようになっている。
そこで本書では、そうした両極端の価値観を排し、日本が朝鮮半島を統治した35年間の歴史を、客観的に振り返ってみたいと思う。
韓国や北朝鮮にとって都合の悪いことも書いたが、日本にとって耳の痛いこともかなり書いている。それでも、「良いか悪いか」という感情論ではなく、「何が起きたのか」という事実の探求を心がけて執筆したつもりだ。歴史と真摯に向き合いたい方には、ぜひ読んでいただきたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
22
○いい事しかないや悪いことしかないというような両極にぶれていないため、読んでいて日本の施策の背景が見える部分もあり参考になりました。やはり国益優先だったというのはわかりやすいです。2022/12/06
futabakouji2
13
韓国統治の日本がどうして暴力的に支配をしないのかが個人的にはちょっとだけ理解できた。半島で内政を失敗したら、欧米諸国に干渉をされるしまうことを恐れたのだろう。にしても増産した米は日本本国の需要を満たすために、輸出されていたのね。あとなかなか日本語が根付かいていなかったことにも驚いた。 ビジネスチャンスで日本から韓国へ行った人も多かったのも知りませんでした。南米、満州だけでなく韓国へ行くのも考えてみたら当然ですよね。いや、読んで良かった。2018/08/10
yasu7777
2
★★★☆☆2019/02/13
星辺気楽
1
感情論にとらわれない筆者の姿に感銘を受けるが、日本の中に、朝鮮人、中国人差別が現に存在することも事実。2018/08/24
川獺
0
勉強になった。2020/09/28
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