講談社現代新書<br> 独立国家のつくりかた

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講談社現代新書
独立国家のつくりかた

  • 著者名:坂口恭平【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062881555

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内容説明

現政府に文句があるなら、勝手につくっちゃえばいい! 東日本大震災後に熊本に新政府を設立し、初代内閣総理大臣に就任した男が明かす、いまを生きのびるための技術とは? 何も壊す必要などない。ただ、あらゆる常識を根底から疑い、歩きかたを変えてみる。視点を変えてみる。そして、思考しつづける。それだけで世界はまったく別の相貌を見せ始める。ここには希望しかない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

119
中々面白い意見で今後にも参考になりそうだった。著者は自らを躁鬱病としているが常にものを考えているのを実感。むしろ自分の頭の硬さを痛感した。2013/01/06

ゆいまある

103
現代日本語圏で10人の天才を選べと言われたら間違いなく推薦する坂口さん。何度も鬱になり自殺を考えた経緯から、お金が無くても生きられる社会を考えた。可動式の住宅。家賃かからない、税金かからない、35年ローンで会社に縛られなくていい。職がないからと死ななくていい社会。3.11で政府が動かなかったのをきっかけに「新政府」設立。福島から熊本へ人々を避難させた。天才なので実際に行政とも交渉し、思いつきでなく実現可能なことをする。そんな発想があるのかと脳が痺れる。普段せっかちな自分が止まって見える。暫く目が離せない。2019/04/15

はっせー

98
独立国家のつくりかた。名前からして面白い!読んでみたら想像より面白くてためになった。著者の坂口さんは世の中に疑問を持ちそれを解決するために色々な人や経験を積んだ。例えば建築学科に入学して野宿の人や公園で家を建てている人などと交流をしてお金ってなにか。ローンの必要性などについて学び、初めて本を出版するときは交渉について学んだ。それらの経験には必ず「人」がいる。その「人」との交流や経験の蓄積、東日本大震災の放射線、政府の態度を元に新政権を樹立したのである。なんど読んでも面白い本になっているから読んでほしい!2022/10/14

Rubik's

85
★★★★★ 絶対読んだ方がいい.2019/08/07

harass

73
このパフォーマーのおそらく代表作になる新書。彼の幼少時代からの彼の作り方であり、独立国家を設立するまでを熱く語る。躁鬱日記を読んでからこの本を手に取ったが、生きること芸術をすることを自分自身の感覚から頭を振り絞って書かれたている。岡本太郎のエッセイのような熱を感じた。ちょうど読んでいた栗原康の大杉伊藤のアナーキズムと似た印象があるが、著者は既存のイズムとは異なると断じる。思うに優れた表現者には喋り、演説が巧い人がいるがまさにそれを実感する読書だった。いい意味で扇動される本だ。実に素晴らしい。天才だ。2017/05/10

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