角川文庫<br> 天地明察 下

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角川文庫
天地明察 下

  • 著者名:冲方丁
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  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
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  • ISBN:9784041002926

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内容説明

「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる――。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋!! ※本書は2012年5月に発売された角川文庫版『天地明察』を底本に電子書籍化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

671
意外なことに、下巻でもそれほど大きな波乱はなく(授時暦が蝕を外したのは、春海にとっては確かに大事件ではあったが)むしろ淡々と語られてゆく。冲方丁は初読なので、これがこの人の通常の語りの手法なのか、あるいは本作に特有のものであるのかはわからないが、私にはこの一見地味で平坦にも見えかねない語り方は成功しているように思える。貞享という時代が、政治的にも文化的にも実に大きな転換点であったことが見事に明示されているからである。政治的には保科正之に水戸光圀らが、そして文化的には渋川春海、関孝和、本因坊道策らがいた。2024/03/11

遥かなる想い

555
渋川晴海による改暦プロジェクト後編。関孝和の存在が際立っている。4代将軍家綱の代の 保科正之などの存在も生き生きとしており、目新しい題材である。2012/06/24

再び読書

511
読み方を失敗しました。上巻の感想を書いたときも、単行本の方が流れが良いように思うと書いたが、その上、下巻を読む時間を空けすぎたことが、致命的にこの小説の面白さを下げてしまった。冲方氏に申し訳ない気持ちになります。春海(算哲)の清清しさに心が洗われる様です。困難に対して思い切り悩み、また立ち上がっていく。碁の世界、算術の世界、普段理解できない分野ですが、それを超えた偉業に立ち向かう浪漫あふれる物語。また、保科正之、酒井大老の器の大きさが光る。関孝和との出会いや、えんとの再会も良かった。2013/11/29

よむヨム@book

466
★★★☆☆ 星3つ 下巻まで読んで、「映画より原作の方が良かった」というのが感想です。 特に最後の30ページには、じ~んと感極まってしまった。 映画は、2時間という枠内に納めなければという制約から若干の改変や削ってしまった場面があるのは仕方がないと思う。2022/11/14

hiro

457
歴史に名を残す、それも失敗を克服していく成し遂げた人の話がつまらないわけがない。今年の金環日食も重なって面白く読めた。既に江戸時代に日食を予想できたこと、それもパソコンのない時代に算盤で気が遠くなる計算をして、暦の誤謬を見つけ正していったことは驚きだった。同じ年の本屋大賞二位『神様のカルテ』の主人公一止を助ける妻榛名も、この作品の主人公算哲を助ける妻えんも、明るく夫をささえる妻というイメージからか映画の配役は共に宮﨑あおいさんだが、これは偶然ではなく、このような妻を理想と思う日本人男性が多いからだろう。2012/07/14

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