ヤングジャンプコミックスDIGITAL 犯罪王ポポネポ 1

著者名：小路啓之【著】

集英社（2013/04発売）

• ISBN：9784088793115

内容説明

凶悪犯だけが棲む海上刑務所に世界中が恐れる“犯罪王”として誤って収監された男の正体は、ゴキブリしか殺したことのない小市民・マルキ。果たして大逆転した運命の行く先は──!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kanon]

またもや小路さんにはやられた。独特！ひたすら！独自の世界観すぎるだろこれは。小路作品には、あまり集中線やら効果線やらが引かれていないイメージがあって、それはとどのつまり”淡々”としている、淡白で静かな物語だということなんだけれど、それでも物凄く先が気になる、惹かれるのである。あと多いのが文字を囲っての説明？登場人物の心理描写であり、これもまた独特な語り口で繰り出される。でもそういうものの多さによって作品の密度が増してる感が出てきて、一話読み終わるだけでも満足感が凄い。２巻も楽しみ！どうくるか先が読めない！

2013/11/05

[あきら]

個性豊かなキャラ達が素敵で独特の台詞マルキは、これからどうなるんでしょう？

2012/07/10

[kasukade]

ブラックユーモアと犯罪心理学がおりなすヘンテコ収容所漫画。絵柄が独特で女の子なぢの登場人物はokamaさんぽい(強姦王はミーナにしかみえん)のにカーヤンなどのイロモノキャラは松本大洋さんキャラになっているのが面白い。この組み合わせで好きだなあv間違って犯罪王にされたマルキは本当の犯罪王に上り詰めるのか気になる。

2012/05/30

[ミヤマ]

小路まんがのモノローグを読んでると痛みとか辛さとか寂しさとか悲しさとかそういう生きていくのに障害になるモノが悉くどうでも良くなる。死んでも良いと思うというか。そういう意味ですごく心が落ち着くまんがです。にしても所長をいじめたくてしょうがない。エロい。

2012/05/25

[コリエル]

安心安定の小路節。作者の別作品主人公イハーブに似た外見の青年・マルキ君が犯罪王・ポポネポに替え玉入試させられて獄中デビューする話。小路さんは各巻の終盤に必ず山場を用意する人なのだけれど、今回の強姦処女喪失→殺人童貞喪失のコンボもなかなかに衝撃的だった。真の犯罪王への第一歩を踏み出したマルキ君の運命やいかに。

2012/05/17