内容説明
相続では「とにかくモメたくない」「少しくらい損してもモメたくない」という人も多い。けれども「モメるポイント」をわかっていない人は多い。本書は、数多くの「モメる相続」を見てきた弁護士ならではの視点で、「モメる相続のポイント」を大きく3つに分けて解説する。備えあれば憂いなし。いつかくる親の相続のために、大まかな知識、押さえるべきポイントがわかる一冊。『磯野家の相続』『磯野家の相続税』のシリーズで10万部を超える著者の最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hana♪
22
新聞記者を経て弁護士と税理士の資格を取ったと言う著者、 トラブルにまつわる背景の人間模様もうかがえ、「さもありなん」と納得しながら読めた。 歴史ドラマの「国盗り・城盗り」は見ていて面白いが、リアルの相続争いに巻き込まれて憎しみ合ったりしたくない (させたくない)ので、出来ることは準備しておこうと思う。2014/06/08
Kouro-hou
12
昔々ウチの親族は相続で真っ二つになり、未だに法事で集まってテーブルについては二箇所に綺麗に亀裂がはいる。当時を知らない私などがパテ代わりに亀裂に詰め込まれるのだ。いい迷惑である。家の購入など大きなお金が動く時は準備が要るが、それが突然起きたりするのが相続だ。モメる可能性が高いのは当然とも言える。遺言や生前贈与による事前のリスク回避が重要だなあと。でも準備のために現金を沢山用意しておこう、と言われてもそれができたら苦労しないぞw 遺言を書いてくれというと角がたつが、相続税対策しようぜなら言いやすい、かなあ?2014/04/10
komati
9
仕事柄、相続関係にも少し触れる機会があるので、勉強を兼ねて読んでみた。読んでみて思ったのは、遺言大事なんだなということ。遺産分割協議は全員合意ルールだし、内容が難しいし、複雑な手続きだなと感じていたけど、それを一気に円滑にするのは遺言または生前贈与なんだと知ることができた。今の民法、不動産登記法等の法の中では、これらをうまく活用すべきなんだろう。しかし、なんの他意もなかったんだけど、これを実家で堂々と読んで良かったんだろうか。。。2013/05/13
脳疣沼
2
「うちは財産はないから」とは言うものの、土地がある場合が多いし、土地が厄介である。個人的には兄弟姉妹で争うという感覚が分からんなぁ。2017/03/06
fumikaze
2
相続はもめたくない、と思っている人は多いと思う。誰だって身内とお金のことでもめるのは嫌だ。私もその一人だ。損得よりも大切なのは「モメないこと」だ。 それなのに、モメないためにはどうすればいいのか等何も考えていなかった。相続が発生して初めて慌ててしまった。この本を読んで思ったのは、私達はそれぞれ自分側からしかものを見ることが出来ず、相手の立場になって考えるのが難しいということ。これに気づくことが相手を理解するスタートラインなんだろう。2014/05/13