ファミ通文庫<br> “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

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ファミ通文庫
“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

  • 著者名:野村美月【著者】/竹岡美穂【イラスト】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2013/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047279889
  • NDC分類:913.6

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内容説明

突然葵から「彼氏になってください」と頼まれてしまった是光。そのせいで帆夏ともギクシャクしているところに、さらにヒカルの愛人を名乗る少女、月夜子が現れる。「わたしがヒカルの大事な花を散らさないように、見張っていてくれる?」という言葉に、是光は、彼女の主催する日舞研に仮入部するが……。次々とむしり散らされる学園の花。やがて、葵の身にも危険が迫る。謎めいた言動をする月夜子の本意は? そして彼女が恐れる蜘蛛とは--? 大好評第4巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

123
この巻はかなりダークな部分が出てきてそのどキツさにはかなり引いてしまった。しかし内容そのものは面白いしやはり心理描写が上手い。だからよけいに引くと言えばひくのだが。2012/09/25

ひめありす@灯れ松明の火

120
君はその花の異貌に気付いているだろうか。紅の枝垂れ桜。儚げに慎ましやかに咲く染井吉野の中、春の宵を従えて咲くその姿。しな垂れかかるなよやかさ、絢爛たる紅の花びら。けれどゆららゆららと頼りなく揺れる繊手は骨の様に強張って、咲き誇る花は一様に地面ばかりを見つめていた。繊細で豪胆で、何より魅力的。匂い立つ様に艶やかで気高く、孤独で淋しがりな貴女に光をあげよう。痛みを癒す清冽な月の光。その権化の様に地面に向かって降り注ぐ花びら。決して届かない物に恋をして、枝垂れ桜は顔を上げる。伸ばした手の先に、ほら丸い月が笑う。2012/06/19

コリ

97
個人的に、このシリーズ最大の見所は是光のヒーローっぷりだと思ってる訳だが、今回は特に最高だった。それにしても表紙がなんとも色っぽい(笑)妖艶な先輩、月夜子が既存のヒロイン達に負けず劣らず魅力的。そしてそんな美人な先輩が是光に急接近するもんだから帆夏は落ち着かない訳で…。正直、今回のヒロインであるハズの月夜子より、是光の事で色々悩む帆夏の方が滅茶苦茶可愛かった(笑)いやもうホントに帆夏には幸せになって欲しい。最後に今回の黒幕が不安の種を残して次回へ。どうなることやら。しーこの出番も増えるといいね!2012/04/30

KUWAGATA

80
美少年ヒロイン(笑)もの第四弾の月夜子さんは、人間の持つ二面性や、トラウマに囚われてしまうことの怖さの描写が素晴らしく、それだけに胸を痛くしながら読み進めました。ヒカルに髪を褒めてもらった時の月夜子の気持ちを考えると、胸にぐっとこみ上げてくるものがあったり。六条の正体は、早い段階から予想がつきましたが、しかしその人物の人となりがそこまでアレとはちょっとドン引き。しかもこれからも話に絡んできそうなので油断がなりません。しかもちょっとびっくりなエピローグ。これからどうなっていくのか…。あと、しーこが可愛すぎ。2012/08/18

くろり - しろくろりちよ

78
花園で一番美しく誇り高い、紅の枝垂れ桜、右楯月夜子(うだてつやこ)。紅い髪を持ち、誰よりも優雅に美しく舞う反面、蜘蛛の末裔を恐れる影を背負う。蜘蛛の末裔とは何なのか、誰なのか。その影を克服した時、月夜子は誰もが讃えずにいられない、あでやかな美しい…不可侵の花となる。ヒカルにとって月夜子がどのような存在で、月夜子にとってヒカルがどのような存在でも、必要とした者同士。赤城は絆を結び続ける。そして冒頭の導入、ヒカルの罪にして最愛の者の存在は…?源氏物語への至高のオマージュシリーズ。2013/01/29

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