内容説明
魔力で動く機械を作る魔工技師のリゼットは、可愛い外見とは裏腹に、周囲から変人扱いされている少女。そんな彼女が挑むのは、成功者のいない人工精霊作り。 独り研究を進めていたある日、彼女の元に王立研究所から美青年のエヴァル、対立する研究所から精霊使いのラフェスが訪ねてきた。 彼らは勧誘に来たというが、リゼットはあっさり拒否。ところが、2人は研究の手伝いとして居座ることになり、噂を聞きつけた王子様までやってきて――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
24
かいとーこさんの本の中で、1番少女小説っぽいシリーズではないかと思います。ヒロインの情緒はまだ育ってないけど、一応三角関係だし、ヒーローのエヴァルがまともというかレベルが高いです(笑)。人工精霊のドリスもお騒がせだけど、可愛い~。3部作なので続きも楽しみ♪2015/09/17
花野
11
ラブコメ風味で読んでて楽しかったぁ。世界観もわかりやすいし、リゼットの天然っぷりもわりとイラっとせずにさくさく読めたし、増田メグミさんのレースドレスのイラストすんごく可愛いし。私的にはラフェスがお気に入りでした! 彼にはめげないでこれからも頑張ってほしい(笑)続き出たら読みたいなぁ。2012/05/15
織花
8
しっかり者の青年エヴァルと天然ぽややん天才美少女リゼット、そしてシスコン不憫なラフェス。三角関係が中々に楽しめる乙女小説でした。リゼットの口調にいらっとするかなと思ったものの、中身は天然とまじめさと常識がぽんぽんでてきてあまり気になりませんでした。ドリスもかわいい。最後はアレでしたが。基本的にラフェスが不憫なのとエヴァルがおかんなのが良し、です。あと殿下はあのままだろうなと。どこか寺にでも叩き込むしかないと思う。精霊の活躍どころも好きな作品。2012/04/28
ちるる
7
初読み作家さん。表紙の可愛らしさに惹かれて購入。研究第一の主人公は少しズレてて生活能力ゼロということですが、研究に関することについてはとても働き者です。ラブは薄めで研究においてのアレコレがお話のメインかな。こういう三角関係でセオリー通りならばエヴァルとくっつくんじゃないかと思ってましたが、王子様の余計な行いでトラブったせいでその辺りは決着つかずにエンドでした。あとはお兄ちゃんがお父さん化しちゃったせいもあるのかな(笑)キャラの掛け合いが楽しかったですー。2012/05/06
いかこ
6
エヴァルかっこいいーー!!!ラフェス兄様の不憫キャラぶりも、リゼットのズレズレぶりも、ドリスの幼女ぶりもいいっ!!!!残念王子と脳筋バカとおハゲさんはちょっとアレでしたが…。つか、この作者って(思ったより)ちゃんとした恋愛モノも書けるのねーって感心しt や、詐騎士とか割と、ほら、アレだしwwwww続編希望だわー!!2012/05/20