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内容説明
長く使われ、愛され続けた物には、その主の“念”が宿ると申します。
舞台は明治末の京都、骨董屋『夢堂』の店主・ゆめじいさんは、
物に籠もる念を感じることができるらしく…!?
作家やまあき道屯が独特の世界観で描く骨董怪異譚、待望の第1巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
18
小粒ですがおもしろい、よく考えられた掌編です。出場させた脇役が今ひとつ物語に関わってこないのが気になる所ですが、まあ良しとします。2013/12/28
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
7
骨董にまつわる妖怪譚、というと言い過ぎのような良い感じのお話がいろいろ。 ゆめじいが勧善懲悪というのでなく、骨董屋のじいさんらしくお金儲けがうまいところがなかなかですね。妖怪好きの人、骨董好きな人、どちらに突き抜けることなく、そこが良いという人がけっこういるとみた2012/05/03
よしゆき
7
物には人の思いを敏感に感じる何かがあるのだろうか?その思いが負のものであれば、人に災いをもたらす物の怪になる。そんなことを考えながら非常に楽しく読めた。絵柄は個性があって好みなので、他の作品も読んでみたい。2012/04/06
アルラ(ただ今介護中)
6
本屋で見つけて即買い!なんだか昔の風刺画を見ている様な懐かしさだ。明治末の京都、骨董屋『夢堂』の店主・ゆめじいの元に持ち込まれる品にはどれも曰くありげな念が籠もっている。孫娘小鞠とつぶやく猫がかわいかった。「商売はどんなにきれい事をいっても、儲けなければ負けじゃよ」ゆめじい恐るべし。巻末のひとコマはゾッとした…続きが気になる。2012/04/02
ひらりん
3
「骨董」「怪奇モノ」というキーワードで「雨柳堂夢噺」とか「当世幻想博物誌」みたいな雰囲気を予想していたけど違った。幻想的な雰囲気はなく、どちらかといえばミステリー風味で、ゆめじいは毎回しっかり儲ける。この辺の痛快さは面白い話だった。2012/04/06